B001_許せる?許せない?
あなたは、どこまでなら許せますか?
私の顔を、私が私の手で触る
他人の顔を、他人が他人の手で触る
他人の顔を、私が私の手で触る
私の顔を、他人が他人の手で触る
1.私の顔を、私が私の手で触る
許せるもなにも・・・ですよね。
自分の顔を自分の手で触ると決めたのは自分ですから、
許すも許さないもありません。
緊張もしませんし、不安にもならないはずです。
2.他人の顔を、他人が他人の手で触る
これも「1」と同じで、許すも許さないも・・・ですね。
誰かがその人自身の顔を、その人の手で触っている。
それを見て、私が緊張したり、不快に感じたりということはないでしょう。
3.他人の顔を、私が私の手で触る
このあたりから、いろいろ起こってきそうです。
あの人の顔であれば触ってもいいけど、この人の顔は触りたくない。
あの人の顔を触ってみたいけど、本当に触ってもいいのかしら。
この人の顔を私に無理やり触らせようとするこの場から今すぐ逃げたい。
緊張感。葛藤。怒り。不安。恐怖。悲しみ。焦燥感。イライラ。絶望感。
相手次第で、こんなにもたくさんの感情が沸き起こる可能性があります。
一人で行動が完結しているときは、抵抗を感じない。気にもならない。
でも、相手が現れ、その相手とのやりとりが生じる場面ともなれば、
本来はこれほどたくさんの感情レパートリーが私の中に起こってくる。
この「当たり前」を、まずは受け入れることが大切です。
この「当たり前」に目を向けることで様々なことが見えてきます。
4.私の顔を、他人が他人の手で触る
さて、あなたは「あなた自身の顔を、他人が他人の手で触ることについて許せる?許せない?」、どちらでしょうか。
「そんなこと、相手によりますよ」
「相手にもよりますし、時と場合にもよります。仕事であれば、しかも、それが必要であるならば、許します。」
こんな風におっしゃる方が多いと思います。
つまり、
許せるか許せないかは、人による。
さらに、時と場合による。
ここに、許せるか許せないかの判断基準が見えてきます。
すなわち、
(1)自分で決めたことは、許せる。
(2)信頼している相手であれば、許せる。
(3)私がその行為の理由を理解できれば、許せる。
以上をもとに、私は「心理的抵抗感チェックシート」を考案しました。
これは「私の顔を触られても許せるかどうか」に限らず、
「それを許せるかどうか」
「それを受け入れられるかどうか」
「それを抵抗感なく、おこなうことができるか」
をチェックできるものです。
☆『簡易版・心理的抵抗感チェックシート』
とても簡単なものですが、
「私のこのモヤモヤ感、イライラ感の原因はなんだろう」
「みんなの雰囲気がおかしいな。どうしてだろう」
「モチベーションが上がらない。理由が見えない。」
こういった場面で使えるときがあるかもしれません。
最大値は、8点。最小値は、0点です。
8点に近づけば近づくほど、その場・行為・状態に大きな抵抗感を感じるでしょう。
つまり、「許せる」(気にしない・抵抗したい気持ちにならない)
0点に近づけば近づくほど、その場・行為・状態に抵抗感を感じることはあまりないはずです。
つまり、「許せない」(気になる・抵抗したくなる)
たとえば、
これは自分で決めた事だ。行うべき理由も十分分かっている。自分のペースでしっかり着実にやっていくぞ! ・・・ 「心理的抵抗感 0点」
これはあいつが決めたことだ。あんな奴が決めた事を私がやらなければならないなんて、納得いかない。やる意味も分からないし、おまけに強制されるなんて、悪夢だ。 ・・・ 「心理的抵抗感 8点」
やらなきゃいけないことは分かるんだけど、あの人が決めたからなぁ…なんであんな人に決めさせたんだろう…。でもまぁ、自分のタイミングで始めればいいって言われてるし…。はぁ…。出来ればやりたくないんだけどな…。 ・・・ 「心理的抵抗感 4点」
こんな具合です。
もしよかったら、ぜひ使ってみてください。
そして、使ってみての感想を教えて頂けると
とても嬉しいです。
最後までお読み頂き・・・
ありがとうございました♬
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?