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歌詞

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弾き語りやバンド活動で書いた歌詞を載せていきます。
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#言葉

【歌詞】ジベタリアン

【歌詞】ジベタリアン

蝉の声が響いている アスファルトが滲んでいる
汗に濡れたTシャツが 体にへばりついている
全てがどうでもよくなる 全てが面倒臭くなる
全てを夏のせいにして 全てを放り出そうとする

水を奪いとるこの暑さが険しいのは嘘じゃないが
心が渇いてしまうのは夏のせいじゃなく僕のせいだ

やけついたって 倒れてだって
地べたを這って愛を歌う
干からびたって この残骸が
君への愛を証してくれるから

飲み残しの

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【歌詞】プレゼント

【歌詞】プレゼント

どんな顔して君に手渡そうか迷っている
よろこんでくれるといいな このプレゼント

思い出すよ 二年前の誕生日すっぽかして
買ったっけ? 一日遅れのバースデーケーキ

どんな単調な日々でも輝いて見えるのは
君がそばにいてくれるからなんだ

たまに喧嘩してほとほと厭になってしまうけど
嫌いになれやしないんだな ホント何でだろう?

「誰か」じゃなく君がいることで僕は頑張れる
君にとっても僕が同じ風であ

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【歌詞】ねがう。

【歌詞】ねがう。

難しい顔して考えているふりして
そのじつ何も分かっちゃいない
君の目を見るたびうろたえてばかり
所詮見かけ倒しの男さ

今僕の前にいるたった一人の君の
心を動かせないで何が音楽なんだ!?

他は何も考えないでこの一音にすべてを乗せて
君の胸のその真ん中を震わせるような歌を奏でたい

たとえば何週間もカンカン照りが続いて
心まで渇きそうな日でも
恵みの雨のように干上がった魂を
優しく潤せたならいい

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【歌詞】紺碧の空の街

【歌詞】紺碧の空の街

この胸の内の儚い愁いを記憶の海に沈んだ恋を
忘れさせてよ 紺碧の空に臨むこの街の風に優しく
抱かれたこの刹那に

心地良い日差しと潮の香りに誘われて
足を踏み入れた街
真紅の太陽と琥珀の月に照らされた街路
妖しく咲き乱れる花に緑道を舞う小鳥の歌
絵に描いたような美の世界が燦然と耀う

遠い国の古い戯曲のように激しく身悶える想いは
かくも美しいものに触れようと
干きもせずむしろ満ちていく

黄昏を越

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【歌詞】都会

【歌詞】都会

鬱蒼とした高層ビルの群れ
汚れた空気を吸うために
今日も僕は満員電車に乗ります
駅裏の風俗店からは
訳のわからない匂いが
朝のだるさと共に漂ってきます

都会の暮らしは嫌じゃありませんが
時々すべてが歪んで見えます
夢に描いていたものは
手にした瞬間から色褪せるものです

あれほど欲しがっていたものですら
今はわずらわしいのです
君は今でも元気でいますか?
例のクセはもう治りましたか?

最近目が

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「Difference」について

「Difference」について

2020年末、
1つの曲を書きました。

タイトルは「Difference」。
「違い」という意味です。

僕たちは、それぞれ違います。
外見から、価値観のような内面まで。

1人として、同じ人はいない。

当たり前のことですが、
その当たり前の「違い」を、深い「断絶」に
変えてしまっている現状があるのではないか?

そう感じたのをきっかけに
綴った曲です。

世界の情勢を見回すとき、
ほんのささ

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【歌詞】愛の言葉

【歌詞】愛の言葉

夕暮れに君の影を求めて彷徨う
この街の深い砂漠の只中を
勇み足繰り返す己への葛藤
悔やんでも悔やみきれぬ過去への悔恨

いつも君を頼むばかり 不甲斐ない僕
いつか君を包み込める生命になりたい

凍えた心に“I love you”
響き渡る愛の言葉
そっと胸に抱きしめて離さないよ いつも

現代の荒波に胸を痛めても
自己犠牲の精神は握り締めていた
噛み砕いて消化された苦痛を隠し
何もかも上手くこなす

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