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【歌詞】ジベタリアン

蝉の声が響いている アスファルトが滲んでいる
汗に濡れたTシャツが 体にへばりついている
全てがどうでもよくなる 全てが面倒臭くなる
全てを夏のせいにして 全てを放り出そうとする

水を奪いとるこの暑さが険しいのは嘘じゃないが
心が渇いてしまうのは夏のせいじゃなく僕のせいだ

やけついたって 倒れてだって
地べたを這って愛を歌う
干からびたって この残骸が
君への愛を証してくれるから

飲み残しのジンジャーエール 最後の泡がはじける
グラスの中の氷が 音を立ててすべり落ちる
一つの時間が終わる 一つの時間が始まる
一つの死を糧にして 一つの生が育ちゆく

昼などいっそ取り払って夜だけにしてしまえたら
こんなに醜い姿をお互い見ずに済みそうだ

拒まれたって 嫌われたって
地べたを這って愛を叫ぶ
朽ち果てたって いつか時代が
僕の想いを証してくれるから

闇の奥へと逃げ去って捕まえ損ねた現実が
僕らの進むべき道を閉ざそうと企んでいても

やけついたって 倒れてだって
地べたを這って愛を歌う
干からびたって この残骸が
君への愛を証してくれるよ

密林だって 迷宮だって
地べたを這って 愛を探す
かりそめじゃなく 永遠の愛を
見つけてきっと君に捧げよう

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