運命なんてものはないのかもしれんけど
今日はもう、スーパーにも行かず引きこもろうかと思っていた。
最近は野菜が高い、高すぎる。
母と久しぶりに電話をしていて、その話題になった。
「レタスが高くて買えないのよ」
私がそう言うと、母は言った。
「でもさ、それでガソリン代使って車で安いスーパーに行くより、歩いて買いに行ったらよくない?歩いて買い物行くと、いつも得した気分になるんだよねー。」
なるほど。たしかにそれもそうかも?
電話を切ったあと、私は近所のドラッグストアに行ってみることにした。
最近のドラッグストアは、薬や日用品にとどまらず食料品も豊富に取り揃えているからだ。卵だって買える。
定員さんとしては大変なんだろうなって思うけど・・・。
欲しかったパックの卵ともやしを無事に入手。
ダメもとで、野菜コーナーものぞいてみることにした。
300円のレタスに、50%OFFの割引シールが貼られていた。
残りはあと一つ。これは買うっきゃない、、!!
気が付けば、割引シールの貼られたシュークリームまで買い物カゴに入れていたんだけど、こういうことしてるからお金が無くなってくんだよね。
で、レタスの話に戻るんだけど、
半額になったレタスがあと一つ残ってるのを見たとき、
「これは運命かも」って一瞬だけ思ったの。
でも、もうアラサーにもなると、
運命とかいう言葉はさすがに信じなくなってきている。
信じないというか、それにすがりつくのはやめたほうがいいなって思ってる。
頼りすぎちゃいけないというか。
「この人は運命の人だから必ず一緒にいたほうがいい」
「この仕事に出会えたのは運命だから辞めちゃいけない」
「この出会いは運命的なものだから手放しちゃいけない」
そう思い込みすぎるのは時に自分を苦しめるから、そんなに深く考えなくていい、
運命なんてものは別にないのかも、
って思ってるくらいでいいと私は思ってる。
ただね、
運命なんてものはないのかもしれないけど、
タイミングというのはあるなって最近すごく思う。
例えば、私が今のパートナーと同棲を始めることになった話でいうと、
どうしてもここに住みたいと思う物件があって、
でもそれは空きそうにもなかった。
一回だけ空きがあったようなんだけど、人気すぎて一瞬で埋まってしまったみたい。
それで、
急いではないけどもう諦めようかな、、
もしくはこの物件が奇跡的に空いたら同棲を始めようかなー、、
とか悩みだした頃に、たまたま空きが出たのだ。
しかも、前に住んでいた人が一軒家を建てるという理由での退去だったため、少し先の入居になりますとのこと。
うん、めちゃめちゃいい、、、むしろその条件が一番ありがたい、、、!
お互いがそういう状況だったため、内見せずに電話で即申し込み。
賃貸の一般的なアパートなんだけど、私は今でもとても気に入っている。
そして、そこから結婚するに至った経緯。
ここにもすごいタイミングがあった。
同棲を初めて3か月くらい経った頃、
パートナーが突然の転勤になった。
転勤はほとんどないはずの会社だから、非常に稀なケース。
「う、、、うそだろ、、、、??どうすんだよこの家、、借りちゃったし家具もまぁまぁ揃えちゃったし。でも結婚してるわけじゃないから手当も出ないし、一人では私払えないし、、、、うわぁぁぁあ」
最初はかなりテンパったし、自分は不幸な人間なんだってなぜかとても落ち込んでた。
過去の恋愛経験から遠距離だけは無理って思っていたし、でも急に別れるのも引っ越すのも大変だしつらいし、でも結婚はまだ考えてなかったし、、、テンパりまくった当時25歳。
パートナーは、もう今年中に結婚とかも考えていたから、もしこういうタイミングでというのが嫌でなければ籍を入れようと言ってくれた(記憶が曖昧だけど、たしかそう言ってた笑)。
母にも緊急で相談してみたけど、これが意外にも冷静で、
「まぁ、メリットデメリットを考えてみたら?お金の問題とかさ。」
とのこと。
その結果、指輪パカッ「僕と結婚してください」という絵に描いたようなプロポーズとは真逆の、というか異質の、話し合いでの入籍となったのである。
私はこれを、運命だとは思っていない。
ただ、たしかにタイミングだったなとは思っている。
最後の例として、仕事。
気が付けば半年以上無職をしてきてしまった私だが、
ほんの少し前ついに就活を本格始動した。
といっても、これまでの正社員という働き方はやめて、まずはパートで働きに出てみようという形なのだけど。
仕事の出会いも、まさにタイミングだなと思った。
たまたま、興味があってやってみたいかもと思える求人に出会うことができた。
でも、もちろん運命ではないから、実際に合うのかどうかはやってみないと分からない。
ただ、出会うべきタイミングだったのかな、とだけ密かに思ってみているところだ。
このタイミングとやらは、日常生活の中にも転がっていたりするもので。
買おうか迷っている商品が目の前で売れて残り一個になってしまった時とか、
「も~これ私に買えってことじゃん、、、!!買っちゃお!!!」
みたいなことって、ありませんか?(笑)
運命なんて大それたものじゃないかもしれない。
でも、その偶然ちょうど現れたタイミングに、
時にはそのまま乗っかって、
選択と洗濯をくり返しながら、日々を生きていけたらいいですよね。
というお話で今日はおしまいです。