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製造業の仕事の哲学?

こんにちは。かどやです。


日本には色々なお仕事がございまして、その各職場で仕事のやり方が少々違いますが、製造業を例に上げると『効率の良いやり方』と言うのがきちんと決まってあるかと思います。


日本は昔、製造業において世界一と言われた時代がありました。


『日本製は品質が良い』

そう世界中で言われてきました。


その栄華は、他国の外交によって失墜し、今では下火になっておりますが、その頃の製造業の仕事の哲学は、今でも思い出せば、使えるのではないかと私は思っております。


さて、その哲学ですが、それは『同じ作業を小分けにしてまとめる』というものです。


私は現在は旅館でバイトをしていますので、旅館の仕事で例えたいと思います。


旅館では、お客様がチェックインしますお部屋を準備する『入れ込み』と言われる作業がございます。


大体大別するとこのような感じです。


①タオル、歯ブラシ、ティッシュの準備

②浴衣、館内スリッパの準備

③茶器、お茶菓子の準備

④テレビ、エアコン、空気清浄機の動作チェック

⑤壁、ふすま、障子、畳の破損チェック

⑥最終確認


です。


さて、今日入れ込みする1つの階にお部屋は5つあるとしましょう。それを1階から3階まで入れ込みします。

そして、スタッフは3人です。

どう手分けをすれば、一番効率が良いでしょうか?


方法は大きく分けて二種類思い浮かぶかと思います。


一つ目は、1階を担当するスタッフと2階を担当するスタッフと3階を担当するスタッフに分ける方法で、


もう一つは、

一部屋①から⑥までの行程を1人で全部しないで、3人で分担して、『①②担当』『③④担当』、『⑤⑥担当』と別れて作業をする方法です。


一つ目のパターンをAパターンとして、2つ目のパターンをBパターンとします。


これはどちらのほうがミスが少なく効率的か分かりますでしょうか?


先に書きましたポイントにもありますように、製造業ではこれは、Bパターンがミスが少なく早いと考えられております。


何故か?


それは、Aパターンのように、①から⑥までの行程をスタッフ一人で担当すれば、それだけ脳の処理が多くなるので、イージーミスや二度手間が増えると考えるからです。


『慣れれば出来る』や『それくらい出来ない奴は頭が悪い』など、よくある『根性論』は、作業者の軽い体調不良ですぐ崩れる『駄作の理論』です。


それをよく理解していたのが、日本の製造業で、だからこその品質だったのでしょう。


仕事というものも効率を突き詰めれば、実は『無理せず自然体で生きること』だと私は思います。


にしても、自分より哲学の無い職場に合わせるのって本当に大変ですよね~(笑)


そのほうが効率が良いと知ってても地位を得るまでは言わないが『鉄則』です。


そんな皆さん。

今日も頑張って働きましょう❗

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