人と比べないコツ『相対の幸福』
こんにちは。かどやです。
今日は『相対の幸福』について書きます。
この『相対の幸福』とは、人は何かと比べて勝ることで『優越感』という『幸せ』を得ようとする生き物なんだよという仏教の教えです。
ですが、昨今流行りの心理学などでは、『他と比べない』ことが『幸福』とされています。
かくいう私も『比べない』ことを提唱しています。
この仏教の教えとの矛盾について、今回書きたいと思います。
まず、人には色々な生き方がありますが、人間であれば、少なからず人よりも『優秀』でありたいと思ってしまったりすると私は思います。
そしてその時にまず、人と比べることが『恐いと感じて尻込みしてしまう人』と『恐いけどそれでも優秀になるために一歩踏み出す人』に別れるかと思います。
それで大事なのは、『尻込み派』の方なら、尻込みする自分に『一生懸命抗う』ことです。
つまり、自分でここまで勇気を振り絞っても自分には勇気が足り無かったのだから、仕方がない。と本気で思えるくらい一生懸命努力することが大切です。
ここが甘いと、自分のことを『俺は本気を出せば本当はスゴいやつだ』と意味不明の勘違いをしてしまいます。
ですが、一生懸命努力して他人と比較しようとしたならば、自分のことを『勇気があるタイプでは無い』と素直に理解しやすくなり、それはつまり、頭脳明晰なタイプとして、後々大成するルートに入るかと思います。
次に、『一歩踏み出して他人と比較した人』の大事なところは、2つありまして、1つは『比較して勝った人』と、もう1つは『比較して負けた人』です。
『比較して勝った人』の大事なところは、『俺みたいになれ』と他人に強要しないことです。
ここが正に、私や心理学のいう『他人と比べない』のキモの部分です。
人は勝利に酔いしれると、自分が正しいと思ってしまい人に薦めますが、その正しさは非常に不正確なもので、正直『自分のやり方』が『他人にも当てはまる』ことは少ないです。
そして、その考えがこの世の中のパワハラなどの『生きづらさ』の根本原因であり、早急に改善しなくてはならない『社会問題』です。
なので、私や心理学のいう『他人と比べない』という言葉が大切なのです。
次に、『比較して負けた人』の大事なところは、『まず自分を誉めること』です。
そして次に『どうやったら勝てるか?』を考えることです。
私の人生はほとんどこの比較して負けてから、努力で巻き返そうとしてきた人生ですので、私はこちらがオススメです(笑)
この生き方は傷つくので、まず自分を誉めることが大切なのです。
それだけ覚えていただければ幸いです。
そして、これら3つの在り方(比較する勇気が出せなかった方、比較して勝った方、比較して負けた方)を長年続けていくと、人は自分の成長のために比較はするが、その結果は他人には使えないので、他人には伝えなくなります。
これが、私のいう『他人と比べない=比べてもしょうがない』という考え方です。
なので、仏教の『相対の幸福』から学ぶ本来の教えとは、優越感を得るための相対(比較)は誰もが完全には無くすことは出来ないのかもしれないが、少なくすることは出来るので、日々思考を整えて少なくしておこうという教えだとおもいます。
今回は以上です