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家族の手帖

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凸凹長男と0歳次男。東京の空の下で、惑いながら家族を建てる日々の記録。または母の育児モヤモヤお焚き上げ。
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#男の子育児

ムナーリの遊び

ムナーリの遊び

昨年末、家族で世田谷美術館で開催されているブルーノ・ムナーリ展に行ってきた。

ムナーリの仕事はモビールをはじめとした造形作品から絵画、グラフィック、絵本、工業デザインなど多岐にわたる。

展示作品はどれも素晴らしく、とりわけ絵画やコラージュなどの作品は正確な図形描写、あるいは逆に荒々しいまでの筆致や紙の破れなどを間近でみることができ、ムナーリの手作業の感触まで伝わってくるようだった。毛皮や金属、

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実家という壁

実家という壁

年始は夫と息子たちとともに5日間、東北の実家で過ごした。

実家家族には、電話であらかじめ長男の凸凹傾向や個別療育について説明していたつもりだった。しかし、結論から言うと、なかなかこちらの思う通りには理解してもらえなかった。

環境づくりから注意の仕方など、いつも自分たちで調整していることが実家という「他人の家」では難しく、私と両親互いにストレスの溜まる帰省になってしまった。

凸凹長男 vs 実

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凸と凹―療育のはじまり

凸と凹―療育のはじまり

「知能検査の結果を説明しますね」

心理士さんの丁寧な説明によれば、5歳の長男に行った知能発達テストの結果、彼の知能は4歳に満たないということだった。

さらにテストの内容と長男のまちがい傾向について細かに解説してくれたけれど、まるで目の前に“うすもや”が掛かったような感覚でなかなか頭に入ってこない。なんだか現実味がなかった。

よくあることだと思っていた長男が周りの子たちと比べて「ちょっと手先

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