ジダラクさん

発達凸凹長男と0歳次男。ちょっとややこしい夫。東京の片隅で暮らすごく平凡な兼業主婦。

ジダラクさん

発達凸凹長男と0歳次男。ちょっとややこしい夫。東京の片隅で暮らすごく平凡な兼業主婦。

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  • 家族の手帖

    凸凹長男と0歳次男。東京の空の下で、惑いながら家族を建てる日々の記録。または母の育児モヤモヤお焚き上げ。

最近の記事

ほしいのはママ友じゃない

子育てを始めて5年になるけれど、ママ友と呼べるような存在はひとりもいない。今のところそれで困ったこともない。 長男の保育園の同じクラスのママとは顔を合わせれば世話話をする程度の仲だ。休日にわざわざ待ち合わせたり、一緒にお酒を飲んだりすることはない。 自分は、もともと友達が少ないタイプではなかった。高校や大学の頃は部活やサークルに勤しみ、友達同士の家で寝泊まりしたり旅行したりと、いま思えばまあまあ充実していた。 そんな自分が「ママ友は要らない」と信じるに至ったのはなぜか。

    • 子どもへの期待を手放す

      5歳の長男に対してイライラするたびに、自分が無意識にいろんなことを子どもに期待してることに気づく。 やさしい子であってほしい。正直で、善良であってほしい。強い子であってほしい。よく気がつく子であってほしい。身の回りのことは自分でなんとかしてほしい。 育児を5年間やってみて思うのが、親のしんどさの6割くらいはこれら「我が子への期待感」のために感じるものではないかということだ。 期待は変化していく子どもが生まれる前から、「こんな子に育ってくれたらいいな」というボンヤリとした

      • ムナーリの遊び

        昨年末、家族で世田谷美術館で開催されているブルーノ・ムナーリ展に行ってきた。 ムナーリの仕事はモビールをはじめとした造形作品から絵画、グラフィック、絵本、工業デザインなど多岐にわたる。 展示作品はどれも素晴らしく、とりわけ絵画やコラージュなどの作品は正確な図形描写、あるいは逆に荒々しいまでの筆致や紙の破れなどを間近でみることができ、ムナーリの手作業の感触まで伝わってくるようだった。毛皮や金属、プラスチック容器など異素材を組み合わせた造形作品は、そのままうちの長男が作りそう

        • 実家という壁

          年始は夫と息子たちとともに5日間、東北の実家で過ごした。 実家家族には、電話であらかじめ長男の凸凹傾向や個別療育について説明していたつもりだった。しかし、結論から言うと、なかなかこちらの思う通りには理解してもらえなかった。 環境づくりから注意の仕方など、いつも自分たちで調整していることが実家という「他人の家」では難しく、私と両親互いにストレスの溜まる帰省になってしまった。 凸凹長男 vs 実家の環境まず前提として、私から両親に対して、もっと丁寧にお願いしたり調整するべき

        ほしいのはママ友じゃない

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          5本

        記事

          凸と凹―療育のはじまり

          「知能検査の結果を説明しますね」 心理士さんの丁寧な説明によれば、5歳の長男に行った知能発達テストの結果、彼の知能は4歳に満たないということだった。 さらにテストの内容と長男のまちがい傾向について細かに解説してくれたけれど、まるで目の前に“うすもや”が掛かったような感覚でなかなか頭に入ってこない。なんだか現実味がなかった。 よくあることだと思っていた長男が周りの子たちと比べて「ちょっと手先が不器用」だと感じたのは、3歳ごろからだった。鉛筆を持ちたがらず、ほとんど絵を描

          凸と凹―療育のはじまり