イライラは、症状である
昨年末からWEB受講しているきらぼしスタディオンラインによる「お母さんのための心理学講座」。
6月開講のこの講座、今回第5期が始まりまして、私も前期に引き続き、継続して受講することにしました。
▼母学についてはこちらで詳しく!
月に3回、1時間弱の講座では、様々なテーマが用意されていて、コメントでコミュニケーションしながらのリアルタイム受講もよし、後日アーカイブ受講もよし。
そして受講生は1期~これまでの過去のアーカイブ動画も見放題!
これ、お得!と思っていたのですが、それだけじゃないんですよね。
例えば娘の行き渋りに直面したときに「不登校」に関する回を見たりと、友達に相談するよりは専門的な見解に触れたいけれど、専門機関に駆け込むほどの緊急性ではない、とかってときに、24時間オープンの駆け込み寺的なセーフティーネットとしてそこに存在してくれる。これがどんなに心強いことか!
期の途中でも申し込める(そして会費は入会時期に関わらず一律)なので、興味がある方は早めにポチッ!がオススメですよ!
「休養学」
さて、そして先日5期の初回は「休養学」。
内容をマインドマップにまとめながらアーカイブ受講しました。
この内容が目から鱗。
◎「休む」=「動かない」ではない◎「みほさん、私3人分くらいの活動量だよ…」なんて言われるほどにあれもこれもやりたがってしまうところがあるのが私なのですが、そういえば活動量の割には疲れてない(ような気がする)。
そしてこの講義を聞いてまずなるほど!と思ったのが、「運動、娯楽、造形想像」という動的活動そのものが休養になる、という点。
休む間もなく動いているのではなく、動きのある休養を取る、という方法があり、既にそれを実践しているということか!
何か違うことをやるのは「気分転換」と表現しがちですが、
気持ちを変えるだけではなくそれが「休養」そのものである……
という場合も多いんですね!
「こんなに忙しいのに、まだなにかやるの?」なんて言われたら、「忙しいからやるの。これが私の休養なの」という答えがふさわしいってことですね。
◎「イライラは症状である」が腑に落ちた!
もう一つ。
講師のきえさんは、しばしば「イライラは症状である」という言葉を口にします。
「私はイライラする人間です」だと人間性や特性と紐づけていますが、そうではなくて単に「今、イライラという症状を発動しています」ということ。
一瞬「なるほど!」と思ったけれど、実は私はこれがよくわかってなかった。
だって、すっごくイライラしてばっかりなんだもの、わたし。「イライラ」というパーツをずーっと搭載しているんだもの。
が、この休養学で腑に落ちました。
つまり――「イライラしやすいから気をつけなきゃ」の前に、「疲れやすいから気をつけなきゃ」「疲れに気づかなきゃ!」を自覚するのが本質だったってこと!
これまでは「何にイライラしているんだろう→イライラの原因や対象に対処しよう」と思っていたんです、わたし。…‥が、同じ事象に出くわしても、大らかにいられることって、ありますよね。
それは副交感神経が優位だから。そこまで疲れてないから。
疲れに敏感になり、疲れを防止したり対処したりする。
「そもそもそこまでいっちゃうコンディション」をもっと見つめてみる。
これが「イライラは症状」の言葉の正体だったんですね!
おしまいに
「イライラ」=「自分の価値観にそぐわず気に入らないことがある」という一面的な捉え方だと、動的な対応が必要にばかり目が向きそう。
けれど、「イライラ」=「相当疲れてる」「余裕がない」という別の翻訳を手にするだけで、まったく別の対処方法が浮上してくる。
これって、大きなパラダイムシフトな気がします。
内省は大事だけど、そこに一つ他人や専門家の視点を一筋加えてみる。
深掘りばかりではなく、解釈を横に広げてみる。
そういう機会をもらえるこの講座、私にとってはやっぱり大きな処方箋!