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2020年6月の記事一覧
エスパニョール選手寮生活日記[再編]-始まりはフィデウア
【目指せ!ドラマ化】
「自分、ライターなんだったら、エスパニョールの選手寮で暮らしてみない?面白いと思うよ」
そんな一言から、その生活は始まった。
2004年。東京で3年間、編集者として働いた後、24歳の私はフリーライターになった。
知り合いから回してもらった仕事をしつつ、EURO2004、コパ・アメリカ2004ペルー、アテネ五輪を取材。その後、バルセロナへ。知人が紹介してくれたメールマガジ
寮長マヌエルは激おこぷんぷん丸 -エスパニョール選手寮生活日記②
【目指せ!ドラマ化?】
2004年9月15日、エスパニョールのレジデンシア(選手寮)にめでたく入寮成功。高松さんに寮長さんのマヌエルを紹介してもらい、この寮のルールを説明してもらう。
選手寮と言っても、当然トップチームの選手がいるわけじゃない。
ここに住んでいるのは、小学生の一部~中学生(カデテA・B)~高校生(フベニールA・B)の選手たちだ。
Bチーム(18歳以上~)の選手が短期的に1人
バルセロナB対エスパニョールB、そして君の名はメッシ-エスパニョール選手寮生活日記④
【目指せ?ドラマかぁ】
2004年9月19日、この日は土曜日だった。スペインに来て初めての週末、初めてのサッカー観戦である。
その日は、バルセロナB対エスパニョールBのバルセロナ・ダービーがあった。場所はミニ・エスタディ。カンプ・ノウの真横にあって、主に下部組織のチームが使うサブスタジアムである(その後、ミニエスタディはFCバルセロナの総合練習場シウタッ・エスポルティーバ完成に伴い、使われなく
レアル・マドリーから引き抜かれた新人と同室に-エスパニョール選手寮生活日記⑤
【目指せる?ドラマ化】
9月23日。結局、高松さんのところで、バイトというか一部委託というか、仕事を手伝い始めた私。この日、仕事から帰ってくると、なんだか私の部屋にいっぱい人がいる。
どうやら話にあった、同室の子がやってきたようだ。
尻?カラス?聞き取れない名前の彼
ご飯を食べて部屋に戻ると、ひとりの子どもと、その親が挨拶してくれた。
子ども「これからおんなじ部屋に入ることになったよ、よろし