見出し画像

この寮には。-エスパニョール選手寮生活日記③

【目指せ!ドラマか?】

先にこのエスパニョール選手寮に住んでいる子ども達のカテゴリーを紹介しておこう。

スペインのサッカークラブの下部組織構成は以下のとおり

・A・・・トップチーム一軍(全年齢対象)
・B・・・2軍(18歳~23歳ぐらいまでを対象とした若手チーム)
・フベニールA・・・(17歳・18歳)
・フベニールB・・・(16歳・17歳)
・カデテA・・・(14歳・15歳)
・カデテB・・・(13歳・14歳)
・インファンティル(12・13歳)
あとはアレビンとか、年齢ごとにわかれている。

この中から、優秀な選手はどんどんB→Aへ。場合によってはカテゴリーを飛び越えて。トップチームでけが人が出たりすると、たまにBチームの選手に召集がかかる、といった具合に、実力のある選手はどんどんステップアップできる仕組みができている。

子どもたちのわいわいシェアルーム

この選手寮には、各カテゴリーに所属している選手の中で、入寮を希望した子ども達が入ってくる。もちろん、地元バルセロナの自宅から練習場に通う選手もいるし、自分でアパートを借りてそこから通っている選手もいる。

寮はきっちりと朝・昼・晩の3食がついていて、洗濯もスタッフの人がしてくれるようだ。一応、毎日ちゃんとベッドメイクもしてくれるのだから、びっくりした。

といっても、無論ホテルに宿泊しているような気分では決してない。なんか、「みんなでシェアルーム」っていう感覚。

スタッフの人も普通のおじちゃん、おばちゃんで子ども達の面倒を見てあげてる、という感じのあったかい雰囲気が伝わってくる。

スペインのバルセロナをホームタウンとする、リーガ・エスパニョーラ中堅クラブのエスパニョール。若手選手の育成に定評があり、下部組織には各カテゴリーの代表選手もたくさんいるとのこと。

まだスペイン語が話せなかった私は、まだまだみんなとコミュニケーションを図るまではいかないが、別に日本人だからといって仲間はずれにされたり、無視されるといった空気もない。

ここには、サッカーが好きでうまくなって認められた、どこにでもいるような子ども達が住んでいる。

いいなと思ったら応援しよう!

ライター守本●インタビュー取材実績2000件以上(主にスポーツ)
芋けんぴが好きなので、芋けんぴ代にさせていただきます。お仕事のご依頼もなんなりと。本当はWEB制作・企画、運用などが軸です。写真撮影、動画編集、サーバ管理、コーディングと、制作に必要なことはだいたいやれます

この記事が参加している募集