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Letters 〜あの日の私といつかのあなたへ〜

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私が過去、悩んだ自分に宛てた手紙です。 巡りめぐって、いつかのあなたにも、届きますように。
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目を閉じて、耳を塞いで

目を閉じて、耳を塞いで

自分でもよくわからないけれど、理由もなく、暗闇が恋しくなる時は、ありませんか?

なにも見たくない、聴きたくない。

眩しく逞ましい発言はもちろん、優しい言葉も、美しい音楽も。
大好きなあの人の笑顔も声も、見たくないし、聴きたくない。

不思議なほど、なにもしたくない、と。

そんな時は、闇に溶けてしまいたくなるけど、それも、なんだか悪いことのような気がしますよね。

だって、こんな私が、甘やかさ

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完成することのない、変化を楽しんで

完成することのない、変化を楽しんで

私は、とても美しいものが好きです。

洗練された気品ある美しさに憧れがあって、だから、そうありたいと「完璧」を求めます。

けれど、いつまでたっても、その理想には程遠くて、キラキラと輝くその姿になれない自分に、何度がっかりしたかわかりません。

未完成のまま人の目に触れられたくなくて、あるいは、この程度で「完成」だと思われたくなくて、陽の光に当てないまま箱の内に閉じ込めてしまった種がいくつもありま

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あなたの最幸のペースでいこうよ

あなたの最幸のペースでいこうよ

何かをはじめると、急に、その道を先に進んでいる人のことが気になり出したり、するよね。

何もいらない、収益化も望んでない。
ただ、私は私が表現したいことをしているだけ。
それが、自分にとって幸せな時間だから。

そう思ってはじめたことのはずなのに。

華々しくその道で輝いている人に、優しく手を差し伸べられると、揺らいでしまう。

「ほら、あなたも早く、こちらにおいで」

X、Instagram、Y

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発信が怖くて立ち止まってしまうあなたへ

発信が怖くて立ち止まってしまうあなたへ

何かを発信しようとして、ふと、怖くなって立ち止まってしまったあなたへ。
自分が発信することの「意味」を、見出せなくなってしまっている、あなたへ。

あなたが発信することそのものに価値があるのだと、伝えたい。

SNSが台頭して、誰でも自由に発言ができるようになって、いろんな人が、いろんな情報を、自発的に発信するようになりました。

だから、世の中には情報が溢れていて、私が知っていることは、もうみん

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好きのチカラ

好きのチカラ

好きなものを「好き」だというのは、少し恥ずかしいですか?

恥ずかしさの中に混じる、小さな葛藤と自己否定。

そんなあなたは、本当にまじめで、優しいよね。

好きなものを否定されたら悲しいから、大切なものが否定されないように、そっとしまっておこうと思うのよね。
好きだからこそ、大切に扱っているからこそ、軽々しく「好き」だなんて言えないのよね。

あなたの好きなものを、そんなにも大切に想ってくれて、

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夢を叶えるキラキラが、眩しくて辛くなったら

夢を叶えるキラキラが、眩しくて辛くなったら

やりたいことを見つけて、挑戦して、夢を叶えていく姿って、とってもキラキラしていて、素敵ですよね。

いいな、羨ましいな。
私もあんな風になりたいな。

そんな風に思える時は、まだ心が元気。

だけど、だんだん心が疲れてくると、「羨ましい」が「妬ましい」になって、挙げ句の果てにちょっとした失敗を願うようになる、なんてこと、ありませんか?

そして、そんな自分を嫌悪する。

それに比例するように、輝い

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