見出し画像

繊細さんが生きやすさを手に入れるまでのあれこれ(前編)

”生きにくさは科学で解決できる”

私は超がつくほどの繊細さんでした。
過去形になっているのは理由があります。

その辺の話も含めて書いていきますので、楽しみにして下さい!

ざっと自己紹介をしようと思います。
性格はINFJ-A(MBTI)、HSP、年齢は27歳、男性、仕事は教育業、趣味は読書と筋トレ、ChatGPT的にはこんなイメージらしいです↓(笑)

ChatGPTが生成した私

ちなみにINFJは以下の性格要素の持ち主である。

INFJをわかりやすく説明するなら、彼らは「夢見る理想主義者」とも呼ばれるタイプで、非常に珍しく、人口のわずか1〜2%ほどしかいないと言われています。その性格を一言で表すなら、深い共感力と未来を見据えた強いビジョンを持つ人たちです。

彼らは静かで内向的な性格ですが、ただの「おとなしい人」ではありません。むしろ、自分の中に確固たる価値観や理想を抱え、それを実現しようとする力強さを秘めています。例えば、社会の不平等や問題を深く憂い、解決策を真剣に考え抜くようなタイプです。自分一人の満足よりも、世界や周囲の人々をより良くするために貢献したいという気持ちが強いのが特徴です。

また、INFJは他人の気持ちを驚くほど敏感に感じ取ることができます。言葉にされていない感情や空気を直感的に理解し、困っている人や悩んでいる人に自然と寄り添います。そのため、周囲からは「話をすると安心する」「頼りになる」と言われることが多いでしょう。ただし、自分の内面をさらけ出すのは苦手な傾向があり、信頼できる人にだけ心を開きます。その分、一度築いた人間関係は非常に深く、長く続くことが多いです。

さらに、彼らは未来に対する鋭い洞察力を持っています。現状だけを見て判断するのではなく、物事の背後にある本質や可能性を深く考えるのが得意です。そのため、日常の会話でも「未来の話」や「抽象的なテーマ」に興味を持つことが多く、哲学的な議論を楽しむことがあります。

一方で、理想主義が強すぎるあまり、現実とのギャップに苦しむこともあります。例えば、自分が望むような結果がすぐに得られないと、無力感を感じたり、自己批判に陥ったりすることがあるのです。また、感受性が高いゆえにストレスに弱く、自分を大切にする時間を確保しないと、燃え尽きてしまうこともあるでしょう。

INFJを理解する鍵は、その内面に隠された強い意志と共感の力を知ることです。彼らは表向きは穏やかで控えめですが、その内側では「どうすれば世界を少しでも良くできるだろうか」と常に考え、行動しようとしています。まるで灯台のように、自分は静かにそこにいるだけで、遠くの誰かを導く存在。目立とうとはしませんが、確実に周囲に影響を与える力を持っています。

もしINFJと出会ったら、彼らが大切にしている理想や価値観に耳を傾けてみてください。そして、彼らのペースを尊重しつつ信頼を築くことで、その深い魅力を感じられるはずです。彼らは、まさに「静かな情熱」を持つ人たちなのです。

ChatGPTの解説したINFJ

こんな感じの生きづらそうな性格の持ち主です(笑)
でもそんな私が現在は生きやすい世界に変えることができました。

この境地に到達するまでに3年かかりました・・・
方法論や考え方をこの記事に備忘録として残しておこうと思いました。

同じように悩んでいる方も多いと思います。
繊細な人の気持ちは私も繊細なのでよ〜く分かります。

その要因は多岐に渡りますが、基本的に何かしらの理由で生きづらさを抱えているのが共通点かと思います。

そんな方に私のこの短い人生で得た貴重な経験や気持ちを少しでもお裾分けできたら良いと思い、本記事を執筆しました。

今回の記事では、楽になる方法論的な話と考え方を中心にお話ししていこうと思います。

ではまず私目線での私の人生の振り返りから、

生まれて物心ついた時から、人と喜びを感じ合うのが好きな子供でした。バカやったり、イタズラしたり、やんちゃでしたが、やってはいけないことは弁えていました。
そんな性格なので、広く浅く友達はたくさんいました。
この頃から自分は人とは違うんだって感覚があって、時折感じる心の痛みや、悲しみ、不安感、多幸感などに違和感を感じていました。
長男という立場上のこともあり、性格は良くも悪くも頑固で、とにかく会う人会う人に優しいって言ってもらえます。
小中高と年齢を積み上げるたびに仲間たちは将来について考えをまとめていましたが、自分のこととなると何も考えが浮かばずに漠然としたまま大学を卒業して、父が勧めてくれた会社に何も考えずに就職しました。ここで痛い目を見ました。
自分が思ったように仕事が出来ずに落ち込む日々、そして上司からの厳しい指導もあって、でも頑張らなきゃってやってるうちに心がすり減って、必要最低限の睡眠はとっていたのに寝ていないような感じになって、もうダメだって思って、思い切って仕事を休みました。
病院からのストップもあり、仕事を長期でお休みすることになりました。数ヶ月間は寝たきりのような日々が続きましたが、少しエネルギーが戻った頃、当時彼女と同棲していたので、この休み期間にたくさん遊びにいきました。
色々あって彼女ともお別れすることになって、心はどん底で、先が見えない日々を過ごしていました。
一人暮らしの資金も底をついて、やむなく実家へ出戻り、当時は父には紹介してもらったのに辞めてしまった申し訳なさがあったし、母には仕送りなどをもらっていたこともあって帰ってきたことに対する後ろめたさで情けなく感じていました。
体力的にも少しづつ回復してきて、ひとまずバイトを始めるかってなって、なぜか教育関係に興味があって、プログラミングを軽く齧っていたこともあり、プログラミングスクールのサブ講師になりました。
そこで子供と戯れる日々が、自分の価値に気づかせてくれたんです。
こんな私にでも喜ばせられる人はいるんだと。
講師からは「子供に好かれますね」と言ってもらえます。
ここでなんとなく直感的に自分の居場所ってこういう調和が必要なところなんだって理解できるようになってきました。
学生時代にやっていたスポーツも人と競うから私はあまり好きではありませんでした。ビジネスの場においても基本的には競うことが原理ですから、直感的に受け付けなかったのだと思います。
長々と自己紹介してきましたが、まとめると競争よりも調和を愛する人間ってことを伝えたかったのです。

垂れ流し自己紹介

なんとなく私という存在をご理解いただけましたでしょうか?
共感できるって方も不思議な人だと思う方もいろんな方がいらっしゃるでしょう。それでいいです

そんな中でも今回の記事は、共感できるかつ現在苦しんでいる人に向けて、全力を振り絞って書いていこうと思います。


居場所を作る

根っこがしっかりした木

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、
それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし実際には種なのだ。

フリードリヒ・ニーチェ

居場所を作るのって超大事です。
居場所って聞くと、誰かと一緒にいないといけない?

そうではありません!
自分がなんとなく安心できる時間や場所や趣味を作ることです。

もうすでにそういったものを持っている人は良いですが
持っていない人はどうすればいいのか?

大丈夫です。かつての私も趣味と呼べるものはなかったので。
いつもどこか安心できないって感覚でした。

けれど暇になって孤独になると、人は環境に最適化する生き物なので、不思議と趣味を見つけるようになります。

仕事を休んでいる時は家から出る体力がありませんでしたので、それまで一歳やってこなかった読書に挑戦しました。

色々な本を試してみて、自分の肌に合うと思ったのが、哲学・宗教など考えを巡らせる本たちでした。

そこから今では教育業に携わることに繋がりました。
子供と戯れる日々は私に居場所を与えてくれました。

人生って自分の居場所を増やすための旅なんです。

生きづらさを抱えている人って基本的に繊細さん。
繊細さんって自分の魂の方向を無意識的に知っている人です。

なので今いる環境が魂の方向性とミスマッチを起こしていることを直感で認識できているんですよ。

これはある意味で超能力だと思いますので、才能として捉えて下さい。
それに気づけた時から、もうすでに変化がはじまります。

あとはスモールスタートで気になるものを自分のペースで初めていけばいいのです。ポイントはスモールスタートです。

なんとなく気の向く方向に進んでみて、ちょっとかじってみたり、触ってみたり、これくらいの感覚からのスタートでOKです。

焦ってはいけません。
人と比較するのは人間の本能的なものですので、仕方ないです。

何かを始めたいって思いが発露するまで、まずはゆっくりと休む。
そして十分に休憩できたと思ったら、小さく始める。

肌に合っていないと思ったら、遠慮なく辞めていいです。
石の上にも三年と言いますが、直感力の強い繊細さんは例外です。

将来を見通す目を無意識に作動させていますので、直感に従って、嫌なものは嫌、良いものは良いと決めていいのです。

ですので、繊細さんで趣味がない人は積極的に1人になる時間を作ることをお勧めします。体が自動的に快楽を求め始めます。

1人で始まった趣味って誰にも奪われないですから、最高の娯楽になります。なんならこれさえあれば生きていけるってなります(笑)

私の場合は、執筆活動と筋トレやビリヤードなどがこれに該当します。
これも孤独の中から見つけ出した産物です。

適度に社会と触れ合って、適度に自分の時間を持つ。
中庸を意識しながら、やっていけば土壌はそこから生まれます。

これにはかなりの時間を有しますが・・・人生100年時代です。
自分に優しく自分のペースで生きていけば良いです。

時間をかけて木の根のように可能性を広げていく

スモールスタート

感謝する

感謝する僧侶

感謝の心は幸せを招く種子である。

アメリカのことわざ

うまくいってない時って俯瞰的な視点を失っている時です。
主観的な視点になっているので、視野が狭くなっているんです。

焦っている時ほど深呼吸して、今の状況を俯瞰する。
俯瞰してみると、今呼吸ができていること、ブログの記事を読めていること、家族がいること、考えを巡らせる時間があること、自分には意外とすでに感謝すべき対象があることを認識できます。

感謝を日常的に行うために日記を書くことをお勧めします。
これも毎日無理に書く必要はないです。

気分が落ち込んでいる時とかうまくいっていない時に自分との対話用に使用して下さい。私の日記の書き方は今日達成したことと良かったことを3つずつ書くとういう方法を採用しています。

毎日書くと決めると、強迫観念みたいになって日記を書くことが嫌いになったりしますので、救済用に使用するのがいいです。

ふとした時に感謝する。日記を書くのが面倒だったら、ご飯を食べる前に目を閉じて手をあわせる。その時に感謝する時間を作っていいし。

感謝する時間を日常に落とし込むことによって、感謝のハードルがグッと下がると思います。

ここまで感謝についてつらつらと話してきましたが、なぜ感謝という行為が人間にとって必要なのか科学的にレクチャーします。

感謝をしているとき、脳ではいくつかの重要な現象が同時に進行しています。これをわかりやすく説明すると、脳はまるで「幸せのオーケストラ」を演奏しているような状態です。それぞれの脳の部分が協力し合い、心地よい感情やつながりの感覚を生み出しているのです。

1. 報酬系の活性化(幸せを感じる)
感謝を感じると、脳の側坐核(そくざかく)腹側被蓋野(ふくそくひがいや)といった「報酬系」と呼ばれる部分が活性化します。これらの領域は、幸福感や満足感を生み出す役割を持ち、ドーパミンという神経伝達物質を放出します。ドーパミンは「やる気ホルモン」とも呼ばれ、感謝することで「なんだか嬉しい」「またこの気持ちを味わいたい」というポジティブな気分を引き起こします。

2. 前頭前皮質(思考とつながりの強化)
感謝の感情が起こると、前頭前皮質という脳の前の部分が活発になります。この領域は、感情を整理したり、他者の気持ちを想像したりするのに関与しています。感謝することで、「自分が周囲とつながっている」「他者に感謝の気持ちを持つことで社会の一部として機能している」と感じられるようになります。

3. 扁桃体とストレス緩和(安心感を得る)
感謝は、脳の感情処理センターである扁桃体の過剰な活動を抑える効果があります。扁桃体は恐怖やストレスの感情を引き起こしますが、感謝の気持ちを持つことでその反応が和らぎます。その結果、感謝を感じると「安心感」や「心が落ち着く」感覚が生まれます。

4. 視床下部(ホルモンバランスの調整)
感謝の感情は、ストレスホルモンであるコルチゾールを減少させ、幸福ホルモンであるセロトニンオキシトシンの分泌を促進します。特にオキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、他者との信頼や絆を強化する働きがあります。これが、感謝が「温かい気持ち」や「他者とのつながり」を強く感じさせる理由です。

5. 長期的な影響(脳のポジティブな配線強化)
感謝を繰り返すと、脳はその状態に適応し、より感謝を感じやすい構造に変化します。この現象は神経可塑性(しんけいかそせい)と呼ばれます。つまり、感謝を日常的に実践することで、「感謝しやすい脳」が形成され、ストレス耐性や幸福感が向上します。

例えて言うなら…

感謝をしているとき、脳は「温かい灯火」に包まれるような状態です。脳の各部分が連携して、不安や孤独を和らげ、幸福感やつながりを強化しています。そして、この「感謝の灯火」を繰り返し灯すことで、私たちの脳はより明るく、穏やかな状態へと進化していくのです。

感謝の力は科学的にも深い影響を及ぼし、心と体の健康を支えてくれる「心の栄養」だと言えるでしょう。

感謝の脳科学的な解釈

軽くなる

瞑想する侍

無常を知る者は悲しまず

これをいうと誤解されそうですが、積極的に諦めることで、あなたの肩に乗った大きな荷物が落ちて、軽くなります。

積極的に諦める。自分という存在を適切に認知し、程よく削ぎ落とす。
フッとため息をついて、俯瞰して物事を捉える。

感情論で語るのではなく、静的な目線で物事を推し量る。
そうすると日常の彩りを深く味わうことができます。

仏教では諦を以下のように捉えています。

仏教における「諦(たい)」という言葉には、現代で使われる「諦める」というネガティブな響きとは異なる、深遠でポジティブな意味が込められています。それは、物事の本質を見極め、あるがままの現実を受け入れることを指しています。「諦」という言葉は、サンスクリット語の「サティヤ(satya)」に由来し、これは「真実」や「変わらない真理」を意味します。つまり、「諦」とは仏教における真理そのものなのです。

仏教では「諦」は特に「四諦(したい)」という教えの中で重要な位置を占めています。四諦とは、人生における苦しみの真実と、それを乗り越える道筋を説いたものです。最初に説かれるのが「苦諦(くたい)」で、この世は苦しみに満ちているという真理を示しています。生老病死といった避けられない苦しみが人生には存在し、それを完全に逃れることはできないという現実を指摘します。

次に「集諦(じったい)」が、苦しみの原因について教えてくれます。苦しみは私たちの欲望や執着から生まれるものだと説かれています。「もっと幸せになりたい」「何かを手に入れたい」といった欲求が、実は私たちの心を縛り、苦しみを生み出しているのです。

しかし、仏教は単に苦しみの存在を認めるだけでなく、「滅諦(めったい)」という解放の可能性も示します。執着を手放すことで、私たちはその苦しみから解放されるのです。執着を捨てるということは決して人生を放棄するわけではなく、むしろ真の自由を得るための方法なのです。

最後に「道諦(どうたい)」では、苦しみを終わらせる具体的な道があることが示されています。それが「八正道」と呼ばれる修行の道であり、正しい考え方や行動を実践することで、心の平和と解放を目指します。

このように「諦」という言葉は、真理を見極め、執着を手放し、心の平和を得るための道しるべを表しています。現代の「諦める」とは違い、仏教的な「諦める」とは、受け入れることで得られる自由を意味します。例えば、「老いること」や「死ぬこと」といった避けられない現実を受け入れることで、不安や恐れから解放されるのです。

「諦」という言葉が教えてくれるのは、ただ努力をやめるのではなく、物事の本質を見極め、執着を手放すことで、心の穏やかさと自由を得るという深い教えです。これは人生における真理であり、仏教の核心的な智慧なのです。

仏教における諦の説明

感情ではなく情報で

脳内画像

繊細な人って脳の扁桃体という部分が過剰反応しやすいという特徴があります。こんな感じで現象を科学という名の事実に置き換える練習をしましょう。ちなみに扁桃体ってのは、

扁桃体(へんとうたい)は、脳の中にある小さな部分で、私たちの感情を管理する役割を持っています。その名前は、形がアーモンドに似ていることからつけられました。この扁桃体は、特に「怖い」「危ない」と感じる瞬間や、「怒り」「悲しみ」「喜び」といった感情が生まれる場面で重要な働きをします。

例えば、目の前に突然ヘビが現れたとしましょう。その瞬間、扁桃体が「これは危険だ!」と判断し、体に「すぐに逃げろ!」という指令を出します。これにより、私たちはすぐに行動を起こして危険から身を守ることができるのです。また、楽しかった旅行の思い出や、悲しい別れの記憶が鮮明に心に残っているのは、扁桃体がその感情と出来事を強く結びつけたからです。感情が絡む記憶は、特別なものとして脳に刻まれやすいのです。

扁桃体は、いわば「感情の警報装置」のような役割を果たしています。突然の大きな音や暗闇での不安など、危険を察知したときに素早く反応できるよう働いてくれるのです。同時に、感情を強く伴った出来事を「これは大切なことだ」と判断し、記憶として強く残すようにサポートしています。

しかし、この扁桃体が過剰に働くと、不安やストレスを感じやすくなることがあります。例えば、日常的に緊張が続くと、扁桃体は必要以上に警報を鳴らしてしまい、心が疲れてしまうことがあります。そんなときは、リラックスできる時間を取ったり、深呼吸をして心を落ち着かせることが、扁桃体を健康に保つ秘訣になります。

扁桃体は私たちの感情や記憶、危険への対処を支える「感情の司令塔」です。そのおかげで、私たちは感動し、喜び、悲しみ、そして時には恐れを感じながら豊かな人生を送ることができています。この部分を優しく労わりながら、心と体のバランスを保つことが大切です。

つまり繊細な人というのは、喜びも人一倍強く感じられる一方で、怒りや悲しみも人一倍強く感じるという感情モンスターなのです。

このように人間の野生において必要な感覚である『怖い』『悲しい』『喜び』を持ち合わせているって才能ですよ!

そう考えると、進むべき方向や居場所みたいなものがぼんやりと浮かんできませんか?そういったアプローチでOKです。

ここまでのプロセスのように情緒を現象化することで、認知機能が育って生活をする上での出来事の捉え方が変化してきます。

認識できることで可能性は広がっていきます。
ですので、繊細さんほど感情を深掘りする意識を持ちましょう。

ここは結構肝ですので、しっかりと押さえて下さい!

誰もあなたをじっと見ていない

人の目線を気にしすぎる人

人は自分が思うほど、あなたに注目していない。
多くの場合、彼らもまた自分自身のことに夢中なのだ。

繊細さんあるあるで人に見られているという感覚を持っています。
かつての私もそうでした。

でもそれを分解していった時に、周りとの感覚の違いを周りを真似ることで埋めて、それが変ではないかを確認する作業として人の目線をたくさん気にしてきた結果、見られているという感覚を生み出すことがわかりました。

何が言いたいかっていうと、人の真似しなくても自分が快適なものを選べばいいよってことです。

人はそんなに人のことを見ていません。
だからこれからは気楽に生きて下さい。

これも社会心理学のスポットライト効果というもので現象として認められていて、人間が当たり前に持っている特性なんですよ!

いかにて詳しい説明を載せておきます。
長ったらしい説明なので、興味のある人だけ読んでみて下さい!

スポットライト効果とは、自分が他人から注目されていると過剰に感じてしまう心理現象です。人は自分を物語の主人公のように考えがちなため、「他人も自分の行動や外見に目を向けている」と無意識のうちに思い込んでしまうのです。しかし、実際にはほとんどの人が自分自身のことに集中しており、他人に注目する時間はごくわずかです。

この効果を示す有名な実験に、「バリー・マニロウのTシャツ実験」があります。心理学者トーマス・ギロヴィッチは、派手なバリー・マニロウの顔がプリントされたTシャツを被験者に着せて教室に入ってもらい、そのTシャツがどれだけ注目されるかを調査しました。被験者は「クラスの半分以上の人がTシャツに気づくだろう」と予想しましたが、実際にTシャツに気づいた人は全体の25%程度でした。この結果は、自分の外見や行動が他人に与える影響を、私たちは実際以上に大きく感じてしまうことを示しています。

このようなスポットライト効果は、日常生活の中でも頻繁に見られます。例えば、プレゼンで一度言葉を噛んだとき、「みんなが失敗を気にしている」と感じるかもしれません。しかし、ほとんどの人はその瞬間を重要視せず、プレゼン内容そのものに意識を向けています。また、新しい髪型や服装に変えた日に、「変だと思われているのでは?」と感じることもありますが、多くの人はその変化に気づいていないことがほとんどです。

スポットライト効果が生じる背景には「エゴセントリック・バイアス(自己中心的な偏り)」が関係しています。私たちは自分を基点に世界を見ているため、「他人も同じように自分を中心に見ている」と錯覚してしまうのです。この心理的な偏りは、人間が自分自身を保つために自然に生じるものですが、その結果として不必要な不安やプレッシャーを抱えることがあります。

しかし、この効果を理解すれば、不安を軽減し、心を軽くすることができます。「自分が思うほど他人は自分に注目していない」という事実に気づくことで、プレッシャーや恥ずかしさを和らげられるのです。例えば、失敗をしたと感じたときでも、「実際にはほとんどの人が気にしていない」と考えるだけで、心に余裕が生まれるでしょう。スポットライト効果は、私たちの心が生み出す錯覚であり、それを正しく理解することで、日々のストレスを和らげる助けになるのです。

スポットライト効果について

自分の好きな服装、自分の好きな考え、自分の興味のあること、自分の好きな食べ物、これらを一つずつ自分と向き合って探してみて下さい。

焦らずね!自分のペースでOKですよ。

睡眠のコアタイムを理解する

ぐっすり眠るナポレオン

睡眠は、心と体にとっての最も賢い医者であり、
明日への最初の準備でもある。

繊細さんって結構睡眠に問題を抱えているケースが多いと思います。
人と一緒に寝られなかったり、睡眠時間の確保が難しかったり、その結果寝不足で職場に行くことになったり。

他の人は普通に出来ていることができない。
その気持ち私も痛いほど理解できます。

けれど、それでいいんです。
課題は、じゃあその前提でどううまく生きていくかを考えることです。

もしも5日間の連続した休みがあれば、好きなだけ寝てみて下さい。
そこで自分の睡眠コアタイムデータを採取するのです。

私の場合、睡眠のコアタイムが深夜2時30分〜10時30分ということが分かっていますので、そこを死守できるように生活を設計しています。

実際に若年層(20歳〜29歳)の睡眠は夜型になることが研究で証明されていますし、その方がいいと睡眠学者の柳沢正史教授は述べています。以下の記事を参考にしてください。

著者はこちらの本を参考にしました↓

ちなみに、朝型と夜型の睡眠パターンについても、遺伝的要素が50%あるのを知っていましたか?

朝型か夜型かといった睡眠の傾向(クロノタイプ)は、遺伝子によって部分的に決まることがわかっています。私たちの体内時計を調節する仕組みは「概日リズム(サーカディアンリズム)」と呼ばれ、このリズムを司る遺伝子の一つが「PER遺伝子」です。この遺伝子は、体内時計の動きを調整するタンパク質の生成に関与しており、そのバリエーションや変異によって朝型や夜型の傾向が影響を受けることが明らかになっています。特に「PER3遺伝子」が、朝型の傾向と強く関連していることが研究で示されています。

ただし、クロノタイプは遺伝子だけで完全に決まるものではありません。環境や生活習慣も大きく影響を与えます。例えば、朝の光を浴びると体内時計がリセットされて朝型に近づきやすくなる一方、夜遅くまでスマホやPCの画面を見続けると、夜型の傾向が強まります。また、仕事や学校のスケジュールによって生活リズムが形作られることも多く、これは遺伝的に朝型の人でも夜型のリズムに適応してしまう原因となります。

さらに、加齢もクロノタイプに変化をもたらします。多くの子どもは朝型ですが、思春期には夜型にシフトする傾向が見られ、年齢を重ねると再び朝型に戻ることが一般的です。このように、遺伝子はクロノタイプの基盤を作るものの、環境や年齢、習慣といった要因がそれを大きく上書きする可能性があります。

ある研究では、クロノタイプの約50%が遺伝的要因に基づき、残りの50%は環境や生活スタイルによるものだとされています。このため、「自分は夜型だから仕方ない」と考えるのではなく、環境を少し調整するだけで、自分のクロノタイプを柔軟に変化させることができるのです。例えば、夜型の人でも朝にしっかり光を浴びる習慣を持てば、より朝型に近づけることが可能です。

こうした研究から言えるのは、クロノタイプは遺伝と環境の共同作業によって形作られるものであり、自分の傾向を知ることで、より快適で健康的な生活リズムを築くことができるということです。

睡眠の傾向の研究データ

睡眠時間を死守する

夜遊びを断る逞しい侍

では、上記の手順で取得した睡眠データを実生活に落とし込みましょう。自分は何時間の睡眠を必要としているのか、朝型と夜型どちらの方が自然なのか?

はじめにスケジュールの中に睡眠時間を固定化させましょう。
1日を前向きにスタートするための要因の99%は睡眠です。
先に断言しておきますが、睡眠を制するものは人生を制します。

その睡眠時間を確保するためなら、飲み会の誘いがあっても、夜遊びの誘いがあっても、全て断ってください。

もう一度言います。睡眠を制すものは人生を制します。
睡眠負債が人生に与える影響を以下に示します。

睡眠負債とは、十分な睡眠が取れていない状態が積み重なることで生じる、体と心の機能に対する負担のことを指します。単なる一晩の寝不足ではなく、日々の睡眠不足が蓄積することで、まるで借金のように健康や生活の質に影響を与えるのです。この負債は、最初は気づかないほど小さな影響から始まりますが、放置すればするほど深刻化し、人生全般に悪影響を及ぼします。

睡眠負債は、まず注意力や集中力に直接影響を与えます。十分に眠れない日が続くと、脳は情報を効率的に処理できなくなり、日常の判断や意思決定にミスが増えます。たとえば、職場での業務効率が低下したり、勉強での理解力が落ちたりすることがあります。これにより、仕事や学業でのパフォーマンスが低下し、自己評価の低下やストレスの増加につながることも珍しくありません。また、感情の制御が難しくなり、イライラしやすくなる、または些細なことで落ち込むといった精神的な不安定さも目立つようになります。

さらに、睡眠負債は体の健康にも影響します。免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなるほか、長期的には心臓病や糖尿病、肥満といった生活習慣病のリスクが高まるとされています。体が休息するための時間が十分に確保されないため、内臓や筋肉、細胞の修復が遅れることで、慢性的な疲労感や身体機能の低下が生じます。

特に深刻なのは、睡眠負債が脳に与える影響です。脳は睡眠中に、情報の整理や記憶の定着、不要な老廃物の除去を行います。しかし、睡眠負債があると、この重要なプロセスが十分に行われなくなります。その結果、短期記憶や長期記憶の能力が低下し、新しいことを学ぶ力が弱まります。また、老廃物が脳に蓄積することで、アルツハイマー病などの神経変性疾患のリスクも高まるとされています。

人生において、睡眠負債を抱えることは、単に疲れを感じるだけでは済みません。それは、私たちが持つ能力や可能性を徐々に侵食し、心身のバランスを崩す要因となります。しかし、良いニュースもあります。睡眠負債は、「支払い」を通じて解消することが可能です。日々の睡眠時間を増やし、質の高い眠りを意識することで、体と脳は回復し、再び本来のパフォーマンスを発揮することができます。つまり、睡眠はただの休息ではなく、私たちの未来への投資と言えるのです。

睡眠負債の影響

身勝手なことは言えませんが、何よりもまずは自分に合った睡眠時間を確保できる環境に整備して下さい。

残業しない

定時で颯爽と帰るサラリーマン

私たちは労働のために生きているのではなく、
むしろ幸福のために生きている。

アリストテレス

人類は、必要以上に多く働くことで、
その人生を自らの楽しみや文化的発展から奪ってしまった。

バートランド・ラッセル

生きる目的を労働にのみ見出す者は、
その生きる本当の意味を見失う。

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

人間は自己の本質を実現するために働くべきであって、
働くことが自己を抑圧する手段になってはならない。

カール・マルクス

繊細さんは仕事以外にも自分を整えるために息抜きする時間が必須です。それが趣味の時間だったり、1人で物思いに耽る時間だったり、その人に合った調整法でOKです。

なので、仕事にエネルギーのウェイトをかけすぎないようにして下さい。人生を構成するのは仕事だけではありません。

ですので、職場は残業がないものを選ぶことをお勧めします。
そんな仕事ないよって思われる方もいらっしゃるかと思います。

シフト制の仕事や正社員にこだわらなければいくらでもあります。
特に現代の労働市場では流動的に移動することが認められていますので、何も不利になるものはありません。

仕事外でうまくエネルギーを調整する時間を確保することが求められます。ペースを乱されないように働いて下さい。

ここでは働くことを否定しているわけではなく、アレテー(徳)に沿った労働をした方が豊かですよってことをお伝えしたいのです。

属するコミュニティーを考える

HSPの妖精

あなたの弱さこそ、あなたの力の源である。

フリードリヒ・ニーチェ

あなたの感受性の深さは、他者を理解する力となる。

カール・ユング

繊細さんは人の内面を詳細に読み取ることに長けています。
その反面、とて〜も気にしいです。

繊細さんにとって人間関係の構築は多いな課題です。

下記の円グラフは、ストレスの主要な原因を示しています。研究データによると、人々の悩みの大半が人間関係に関連していることがわかります。職場の人間関係が最も大きな割合を占め(35%)、次いで家族や恋愛関係が続きます(それぞれ25%と20%)。この結果は、社会的なつながりが人間にとって重要である一方で、これが大きなストレス源にもなることを示唆しています。

人々の悩みの研究データ

HSP(Highly Sensitive Person)は感受性が高く、刺激に敏感な特性を持つため、人間関係の中で特にストレスを感じやすい傾向があります。これを踏まえ、HSPが社会に溶け込みつつ、自分自身を守るための方法を以下に説明します。

1. 自分の感受性を理解し、受け入れる
HSPの特性は個性の一部であり、長所でもあります。たとえば、共感力や細やかな気配りは、他者との関係を深める上で役立ちます。まずは自分の特性を理解し、無理にそれを抑え込むのではなく、適切な場面で活かすことを心がけましょう。

2. 境界線を設定する
HSPは他者の感情や要求に巻き込まれやすいため、適切な境界線を引くことが重要です。例えば、必要以上に責任を引き受けない、または感情的に巻き込まれる場面では一歩引く、といった対応が役立ちます。

3. 静かな時間を確保する
HSPは刺激に敏感で疲れやすいため、日常の中で一人になれる時間を確保することが大切です。この時間を使って、読書や瞑想、自然散策など、自分をリセットできる活動を取り入れましょう。

4. 共感力を活かせる環境を選ぶ
職場や社会活動では、HSPの共感力や細やかな洞察を活かせる環境を選ぶことが効果的です。教育、医療、カウンセリングなどの分野は、HSPの特性が評価されやすい場です。

5. 支援ネットワークを構築する
HSP同士、または理解のある友人や家族とのつながりは、心の安定に大きく寄与します。安心して話せる相手を見つけ、悩みを共有することも社会での適応を助けます。

HSPが社会に溶け込むための方法

文字数の関係でめちゃめちゃ重くなってきましたので、一旦ここで前編は終了としたいと思います。気になる方は中編もぜひ!

🚨こちらの記事は私がAIと共同して制作しているコンテンツの制作ノウハウ全てを詰め込んだものです↓皆さんにお渡ししたい内容です。
来年から有料記事に変更予定ですので、興味のある方は年内までに!

🚨エンゲージの高い記事を書くときはこのノウハウを使用しています↓
来年から有料記事に変更予定ですので、興味のある方は年内までに!

🚨こちらの記事は私が感じたADHDとAIの組み合わせの可能性を示した内容となっておりますので、気になる方はご覧ください。
来年から有料記事に変更予定ですので、興味のある方は年内までに!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集