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連載小説 ロックンロール先生

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担任のギャル先生、マリリンが産休に入る。その代わりにやって来たのはマリリンの旦那さんだった。
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#学園祭

連載小説 ロックンロール先生(32)

「どこ行ってたんだよルーシー」 僕がしょんぼり戻って来ると、グラハム達は客席の隅でライブ…

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連載小説 ロックンロール先生(31)

サクラ達がアンコールの声を上げていた。だが弦とシールドが切れてしまってはもう演奏は出来な…

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連載小説 ロックンロール先生(30)

最後の曲の前振りでようやく僕は顔を上げ観客席を見た。愕然とした。盛り上がっているとばかり…

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連載小説 ロックンロール先生(29)

「なあルーシー、可愛い子ぎょうさんおるで、ムフフ」 ステージの袖からグラハムが客席を覗い…

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連載小説 ロックンロール先生(28)

僕は毎日ネットで先生の手掛かりを探していた。ある日インスタで見覚えのある白のストラトが写…

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連載小説 ロックンロール先生(27)

「...」 オーディション会場がしんと静まり返っていた。僕達には拍手一つ起きなかった。 ア…

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連載小説 ロックンロール先生(26)

アンプのハウリング音が響き出すと同時に僕は弦を掻き鳴らした。真空管アンプ直結の歪んだストラトの爆音が、オーディション会場に轟き渡った。 コージーは大きな体で図太いスティックを破れるほど力強くスネアに叩き付ける。よれることなく、少し走り気味に、小気味良いエイトビートを刻んで行く。 渋いベースラインの低音が地響きの様に床を伝い、窓ガラスをカタカタと揺らした。シミーはピンクのモヒカンヘアーで、脳味噌を撹拌せんとばかりに激しくヘドバンしている。 グラハムは聴衆に向かい、舐めんな

連載小説 ロックンロール先生(25)

僕達はオーディションにどの曲で挑むか話し合った。コピーバンド達に勝つにはオリジナル曲で勝…

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連載小説 ロックンロール先生(24)

僕達のバンドはコピー曲にオリジナル曲が数曲加わりレパートリーも増えた。今夜の打合せの議題…

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