ああああっ、埋めたいっ。古本っ。古本を買わなくちゃ
本日は祝日である。祝日は、古本巡りの日、と私のなかでは定められているので、いかねばなるまい。自分本位な祝日設定につきあわされる人は、気の毒だが、ランチ代は出すので許してもらおう。
カラサキ・アユミ「古本乙女の日々是好日」
というわけで、古書店めぐりを趣味としている私は、古書あるいは古書店主関係の本を見かけると、よく買っている。これがけっこうあるので、うれしいが、経済的な問題もあり、悲鳴もあげている。
古書あるいは古書店主関係の本といっても、さまざまで、反町茂雄編「紙魚の昔がたり」のように豪華な箱入りの高価なものから、比較的それほどでもないものとある。
ま、私は、経済力を無視して、購入することが多いのだが。だって、古書は、その時買わないと次にいったときはなくなっている場合があるから。見かけたときに、迷わず、さっと決断しないといけない、という経験をたくさんしてきたのだ。結果、自宅には、本だけがたまっていく、ということにもなるのだが、古本好きは後悔しない。愛とは、決して後悔しないことよ、と1970年に公開された映画のなかで、名セリフとして、ヒロインが言っていた。そのとおりだ。家人は激怒するけれど。
カラサキ・アユミさんの本はコミック・エッセイということもあり、「比較的それほどでもない」ほうの本である。
「スペースがあいたということは、また新しく買った古本を置けるということで」
「ああああっ、埋めたいっ。古本っ。古本を買わなくちゃ」
ああああっ、古本好きの思考である。
著者紹介によると、カラサキ・アユミさんは、かつてコム・デ・ギャルソンに勤めていた人だそうである。
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