自己否定の強かった私が自分大好きに変わるまで⑥~結婚編~
今日も爽やかな秋晴れで気持ちがいい・・・
って、暑ない?
え?
ちょっと待って。
もう10月やで?
なんで30°近い日がつづいてるん?
まぁ、寒いの苦手だからええけど、、、
でも、今年の冬は久しぶりに寒いと聞くし、いきなり冷え込みそうでいややわぁ。
こんにちは!
大阪・兵庫で活動するファッションセラピストの上杉いとです。
残暑!?に負けず、今日もシリーズ「自己否定の強かった私が自分大好きに変わるまで」のつづきを書いていきますね!
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結婚を決意したのは誰のため?
上杉が結婚したのは30才のときでした。
彼からプロポーズされたものの、親から疫病神扱いされてきた自己否定のかたまりなわたしが結婚してもよいものかと戸惑いました。
そのため、「本当にわたしと結婚をしたいのか、1年考えてほしい。」と保留にしてもらいました。
1年たってあらためて確認すると、ありがたいことに「結婚したい」と言ってもらえたので、晴れて入籍に至ったわけですが…
自己否定の強いわたしが結婚しようと決めた本当の理由は、夫が好きでこの人とずっといたいからというような普通の理由ではなかったのです。(1番の理由でなかったというだけで、ちゃんと!?好きという思いはありましたよ!)
親に嫌われるほど生きる価値のないわたしが、しあわせな結婚などできるはずない。
結婚に対しても自己否定の考えを持っていました。
両親は、信仰している宗教を否定するどころか手伝ってくれるときもある彼をとても気に入っています。
結婚するならお見合いだと言っていた両親が、「あの子と結婚しなさい。」と言うので、しあわせを望んではいけないと自己否定しながらも、ほかでもない両親が望むのなら…という理由で結婚したのでした。
「人に相談してはいけない」という思い込み
夫はよくほめてくれるし、親が賛成してくれるような人と恋愛結婚したのだから、心の底では自己否定のかたまりなわたしでもしあわせになれるかも…とちょっぴり考えてました。
しかし、結婚したからと言ってしあわせを感じることはそんなになく、むしろ、新婚生活にありがちなケンカが増えて後悔することが多くなっていきました。
ケンカをするたびに、やっぱりわたしは結婚なんてすべきじゃなかった。親のいうように、わたしはしあわせになれないのだから、それならいっそのこと独身でいればよかったと自己否定に陥ってしまうのです。
お互いの違いをうまくすり合わせることができず、言い争いをしては、「どうせ、わたしなんて」と自己否定を夫にぶつけて余計に苦しくなるだけでした。
結婚前に夫のことで恩師のKさんに相談したことがあるのですが、悩みながらも結婚した手前、Kさんには打ち明けづらくて…。
元々、現在進行形の悩みを打ち明けるのが苦手でした。
それは、自己否定が強いがゆえにわたしの苦しい悩みを聞かせてしまったら、その人にまで苦しくさせてしまうと思っていたからです。
というか、思春期のころ母に「あんたの話を聞いたらしんどくなるから聞きたくない」と言われて以来、人に相談してはいけないと思ってました。
ほかの人は良くても、周りに迷惑をかける疫病神の自分だけは人に相談してはないけないんだと自己否定していたのです。
そのため、だれかに相談することもなく、だからといって以前のように勉強会仲間と楽しく過ごす気にもなれなくて、孤独と自己否定感に襲われる日々でした。
出会う縁で行動が変わる
孤独と自己否定に陥っていたとき、勉強会仲間のAさんからCさんを紹介されました。
「なんとなく気が合うと思った。」とAさんの読みどおり、初対面のCさんとその日のうちに話が盛り上がり、すぐに親しくなりました。
結婚して2年ほどたったころ、度重なる夫婦ケンカに加え、自己否定が強すぎるあまり夫への接し方がわからなくってしまったときがありました。
そのとき、ふとCさんの顔が思い浮かんだのです。
思いきって打ち明けると、Cさんは驚きながらも真剣に耳を傾けてくれ、それだけではなく、心の持ち方や夫への関わり方のアドバイスまでしてくれました。
自己否定が強すぎてこれまであまり相談できなかったわたしも、Cさんになんども相談したことで、ほかの人にも相談してみようと勇気を持てるようになりました。
それくらい、だれかに話すと気持ちが少しでも軽くなり、適切な相談相手をえらべばいまよりも前向きになれると実感できたからでした。
Aさんにも相談してみると、「なんとなく気づいてたよ。顔に出てたし。」と明るく笑って親身になってくれました。
さらに、「相談相手は多い方がいいよ。いつでも特定の人が聞ける状態とは限らないから。また気が合いそうな人がいたら紹介するね!」と頼りになる言葉までかけてくれました。(本当にありがたい…!)
弱い自分を受けいれて、本当の自分を見つめる
ひとに相談することに慣れてきたころ、恩師であるKさんの言葉を思い出しました。
「いとさんはまっすぐで強いタイプに見えるけど脆いんだよね。弱さを見せられる人こそ強いんだよ。」
頭で理解しつつも心の中では、人に弱さを見せるなんて怖くてできない。こんなにもダメなわたしを見せたら、母と同じように嫌われてしまうかもしれない…と自己否定していました。
でも、いざ周りの人を頼ってみると、なんてことないんですよね。だれもわたしを嫌うことなくむしろ親身になってくれるんです。
あんなに怖さを感じていたのはなんやったんやというくらいちょっと拍子抜けしました。
自己否定しまう心の弱いわたしも大切なわたしの一部。
自分が弱いことをみとめ、その姿をさらけ出すことで心は強くなり、信頼性も深まるのだと実感しました。
友人たちのアドバイスもあり、わたしは自分にも人にも完璧を求めてしまうから夫を傷つけてしまっていたんだなと反省しました。
そして、一番の収穫は、この結婚は自分の意志ではなく親のためにしたと思い込んでいたからツラかったんだと気づいたことでした。
しあわせになってはいけないと自己否定して、なにかがうまくいかなくなれば、親のいうとおりにしているのにと親を恨み、その恨みを夫で晴らしていたと気づいたとき、夫に対して心から申し訳なく思いました。
自己否定が強く、自分の思いどおりにしたがるわたしに根気よく付き合ってくれている夫には本当に感謝しています。
とはいえ、今でもケンカはするし、離婚してやろうか!?と怒りゲージMAXになるときもありますけど。
夫と結婚してよかった、これからも一緒にいたいと思えているので、親のためでないと思えているいまはしあわせだとしっかり感じられています。
さて、いよいよこのシリーズも終盤に差しかかってまいりました。
自己受容しつつある上杉が両親にどう接していくのか・・・!?
次回もご期待くださいませ。