生きづらさを愛と光へ!NO.58 不登校支援事業の体験プログラムに参加して分かった、不登校の子どもたちのこと。
うちの娘は、今中3で受験生ではあるが、中2の最後あたりから、あまり学校へ行けなくなっていた。
娘は入学前は、中学校に行くことはとても楽しみにしていたが、いざ行ってみると、そうでもなかったのかもしれない。
部活も兄たちと同じバドミントン部に入ったが、親が思うほど、周りの子が頑張るからと、娘がその厳しさに、ついていってたわけじゃなかったんだなってことも、部活を辞めてから、娘と色々話をしていて分かったことである。
自分より先に始めて、レベルの高い子ばかりの中、良く頑張ったと今なら思う。
コーチも厳しいながらも、優しい言葉もたくさんかけていただいたが、うちの娘には、その厳しさが、かなり限界を超えていたのだとも思う。
かと言って、他の子が同じ状況で、どう思うかは分からないし、きっと耐えれる子もいると思う。
中学生ともなればバドミントンに限らず、力の差は男女でも、ない場合もあるかもしれないが、男女の差は大きいと思う。
初めは初心者の子も女子は2人くらいいたが、娘を残し、早々に辞めていった。
そのことも、娘にとっては大きかったのだろう。
よくよく話を聞いてみると、今まで長年やっている子と試合をして負けたら、点数が届かない分の周を走らされたみたいなことや、まあ、それは厳しい部活動なら当たり前なのかもしれないが、それが、結局は、うちの娘には無理だったってことなんだろう。
自分だけが初心者の中、男女バドミントン部ということで、娘だけが男子の方で練習したことも多かったと聞いた。
厳しい部活動の中、そんなの当たり前なのかもしれないが、それが無理な子もいるってこと。
おそらく、娘には場違いだったんだろう。
親からすると、ほら、それ、頑張ればいける!なんて思っていたが、それがどうしても無理な子もいるってこと。
それが娘だったってだけのこと。
頑張るだけ頑張ったんだと思うし、試合にだって勝ち始めていて伸びていた矢先、もう、部活には足は向かなくなっていた。
お正月明けの初めての部活の時、夫と長男と私と三人で娘を1時間以上説得しようと試みたが、娘の粘り勝ちだった。
それからは全く部活には行けなくなっていた。
それなら、辞めたら良いじゃん!
入らないならよかったじゃん!
それが普通の考え方で、その場に馴染まないってことだろう。
となると、中学校だって同じだと思う。
考え方としては、何かが無理なわけで、その場に何か行けない理由が、それぞれある。
中学校は義務教育だから、行くのが当たり前、そう思っている方がほとんどかもしれない。
誰かにいじめられているわけでもない。
もしかしたら、いじめにあっている子もいるのかもしれない。
しかし、娘と、知った限りの子はそうではなさそうだ。
娘もたまにしか学校へは行ってないのに、行けば何事もないように、先生方も、子ども達も普通に話をしてくれるし、接してくれるようである。
娘が学校に行けなくなって、このままでは…
と考えている時に、不登校の子が行く教室の存在を知った。
それから申し込みをして、しばらく時間はかかったが、やっといけるようになって、娘の居場所ができた。
そちらの先生は、男性の先生で、60過ぎの先生だけれど、絶対に否定はしないし、こうしたほうが良いよ、もない。
とても貴重な先生だと思う。
先日は、同じ市内の、端っこの方の釣りのできる場所で、民宿のご夫婦にお世話になって、色々教えていただきながら、釣りを2時間くらいやったが、これがなかなか、釣れなかった。
しかし、とても楽しい時間だったことは言うまでもない。
学校はほとんど行ってない小6の男の子、しかし、この子も天才の卵だと思った。
お父さんが舟を持っているとも話していたが、マイ釣竿一式、釣り道具も持ってきていた。
数分で、水イカを釣っていた。
この子は釣りの天才、先生と呼ばせていただいた。
本当に良く知っているし、魚の良く見えるサングラスも借りて見てみた。
釣りの餌をどうつけるのが良いの?とか、釣り竿の使い方も聞いたりして、何だ、この子天才じゃん!と思ったのだった。
その日は親子で7組と先生方も4人参加されていた。
不思議と、その前までは話したこともなかった親子。2人くらいは話すチャンスを逃したが、みんな少しづつは話せて、次に会ったら、また話せそうな気がした。
何だよ〜みんな良い子じゃん。
そう思ったのが正直な気持ちである。
親も良い人ばかり。
何だろうね、学校に行かなくなる理由はそれぞれだけれど、みんな
笑うとチャーミング。
いい子ばっかりなんだよ。
うちの子はまだ、天才かどうか分からないし、自分の子のどこかに才能があるとはなかなか気づきにくいのかもしれない。
うちの子は1日中でも、ゲームやYouTubeを見たりもする。
制限とか、何とか、依存だとか言ってる間もなく、うちの子はそれがないと、他に、ストレスのはけ口が見つからない、見当たらないのだろなと思う。
誘われると学校の友達とも、何度か出掛けることもあったが、疲れるということが多い。
基本は1人、それか、母親の私といることが楽なのだろうと思う。
折り紙の天才の子もいるし、学校に行くのが良くて学校に行かないのは良くないことだと判断しないなら、色んな分野で開花しそうな子がほとんどである。
中学校という場所に行ける子は行くのが良いと思う。
学校に行って学べることがたくさんあると思うから。
しかし、行けない子はそこまで無理して行かなくても、、昔と比べると全然違うし、自分の得意分野を伸ばせていけたら。
必要なことは、学ぶことも必要だけれど。
だからと言って、学校に行かないことを勧めているわけではない。
一人一人の心と向き合うことは、私がこれからやっていくことにも繋がっている。
自分の娘も含め、少しでも多くの若い人たちが生きやすい世の中を作って行くことは、私たち大人の役割でもある。
今日も最後までお読みいただき、心よりありがとうございます^ ^
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