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広大な成田空港で繰り広げられる事件・事件・事件|『こちら空港警察』を読んで

小説を読みました。その名も「こちら航空警察」です。
成田空港を舞台にした航空警察の物語です。

航空警察を中心にしてますが、実際は税関職員、地上スタッフ(GS)、客室乗務員(CA)、公安警察までも巻き込んで大小さまざま事件に当たります。

今回の主人公は、このたび新たに配属になった航空警察の所長、仁志村氏。
着任早々、事件が勃発する大小さまざまな事件を読んでいて痛快に、またなかなか非情とも思える方法あたります。

次から次へと事件がおきて、飽きることなく最後まで読むことができました。

ネタばれ注意)成田空港は混とんとしている

本書は航空警察の物語です。読んでお楽しみの展開です。とくにやり手の仁志村氏は、空港警察の所長としての活躍を読んでいくとおもしろいです。

さて、少しそれます。今から話すことは物語に関係してくるかもしれません。だけど成田空港を少し知ると見えてくる闇の部分があります。本書の内容からはそれますが、成田空港のちょっと揉めている点について書いていこうと思います。

成田空港の滑走路はなんか変だ

Google Mapは今や旅行前には欠かせないアイテムではないでしょうか。目的地に着く前から現地の様子が手に取るようにわかる。ウェアラブルカメラが発達したおかげで行った人がほとんど手軽に投稿できるので、あまりにも見えすぎていて期待がしぼみますが・・・

でも、よく見ると成田空港は不思議なんです

滑走路の真ん中にペンションがある

空港経営のホテルではありません。この地域で経営しているペンションです。(とはいえ、すでに営業はしてないみたいです)だけど、人は住んでいるようです。

色々と探すと、なぜか畑があったり、意味深な建物があったりします。

三里塚闘争で犠牲者も多く出した過去も

かつての空港開港前である50年くらい前にここは農村でした。人々は農作物を作って細々と暮らしていました。そこへ福田首相のときに東京新国際空港の計画が持ち上がります。

その結果、この地に成田空港を建設するのですが、この土地に住む方々との交渉に失敗したようです。

立ち退きがすすまないので代執行が行われてしまう

時は1970年代。今のように引っ越しはそんなに一般的ではなく、生まれ育った土地で農業をして暮らすというのが当たり前だったころ、立ち退いて新天地でくらすというのは今ほど一般的ではなかったようです。

そんな中で立ち退きを迫られるのは、ご先祖さまから守ってきた土地を手放すのと等しくとても辛いことだったようです。当時は学生闘争がある意味ブームです。

学生だけじゃなくて、断固として戦う。籠城とかして、ヘルメット被ってそこに訴えをデカデカと書いて対応する姿勢。話し合いではなくて、武力でくるなら、住民側も意地で反抗をするような時代でした。

この闘争で住民も警察側も尊い命の犠牲が伴ったようです。

成田空港開港前の事件を描いたドキュメンタリードラマがある

FODやU-NEXTでないとサブスクでは見れないけど、当時の事件のドキュメンタリー映画があるようです。見てみて思うのは、まだ何も解決されてないんだな。ということ。

こうした社会的な事件は、のちに映画になったりしたりしますが、あるのはドキュメンタリー映画のみのようです。これはまだ終わってないからなのでしょうか。

まとめ:こちら成田空港はテンポよく進んで面白い作品

最初から、読者をひきつけ、変化にとんだ内容で読者を飽きさせない工夫が随所にあって最後まで楽しく読めました。

一方で昔の成田空港に関することも描写されていて、自分の知らない成田空港を知る良いきっかけとなりました。これも大きな収穫だと思います。

3行日記:昨日は車検と映画に行ってきました

昨日は車検に行ってきました。その間にU-NEXTのたまったポイントで映画チケットに変換して映画を見てきました。タイトルは"THE MOON"です。また、車検と映画も学ぶことがあったので、また記事に上げようと思います。
『THE MOON』おすすめです!とだけこの場で言いたいです。

1年前:appleはなんでこんなにも発展したのだろうかを探ってみたようです

アップルは、PCやスマホなどの業界でトップを走ってます。その軌跡をたどると、どうやらトップの方向性ではなくて、その幹部たちが優秀でトップになる方向へ導いていったようです。

優秀な一人がいても、見誤ることがある。多くの優秀な人がいることで、正しい方向に進む可能性が高くなる。そんなことを思いました。

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