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さんぽ短歌「萌え袖の先を揺らして」
毎日10000歩以上あるきながら短歌を詠み、SNS（X）に上げる「さんぽ短歌生活」をはじめました。2024.11.14からの1週間分のまとめです。
先週より前の分は、こちらからどうぞ。
2024年11月14日(木) 歩数：17033
パーソナルスペース奪い合いながらクロスシャワーで六本木駅
大都会を歩くとパーソナルスペースを確保するのがやっとで、なんかもう混ざって、重なって、もはや何色なのかわからなくなる、自分。
2024年11月15日(金) 歩数：17129
頑ななスーツが透けるくしゃくしゃのビニールを着て犬連れる朝
朝の犬の散歩中の人の中には、「ああ、これから通勤なんだろうな」と思わせるスーツの人がたくさんいます。中身だけとても緊張感があってアンバランスなのがいい。
2024年11月16日(土) 歩数：19402
潰されたからあげくんの亡骸の影に脂で光るくちばし
道路のまんなかに潰されたからあげくんが…。…と思ったら、犯人はわたしのすぐうしろにいた…という恐怖の瞬間。
2024年11月17日(日) 歩数：18522
起き抜けの髪と首の間とおり抜けぬるまる風に冬は足踏み
ほかほかの日なたをお散歩。風がすごーく気持ちよくて、体中の隙間を通ろうと。そうなりゃ冬が入る隙間なんてないわけで。
2024年11月18日(月) 歩数：20169
傘たたみナイフのように忍ばせて歯向かってくる空に牽制
いつ降ってくるかわからない空だったら、ポケットにとても小さいやつ忍ばせています。いつでも、おらおらって出せるように。
2024年11月19日(火) 歩数：17523
萌え袖の先を揺らしてゆっくりと走る子どもは風をまとって
ちっちゃい子の萌え袖は、かわいいなぁ。そしてとてもかろやかだなぁ。袖も含めて、風みたい。
2024年11月20日(水) 歩数：17191
空を手が刺しこみふれて閉じてゆく 空気止まれば雨も止もうと
小雨降る中、大きな木の下で。空手なのかなぁ？もしくは少林寺？謎の舞の空気に雨も「え？」ってなってる気がする。
それでは来週もごひいきに。
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