見出し画像

【不登校リカバリーCPC】親子の逆転現象の影響

自己紹介

こんにちは。インナーチャイルドワークとファミリーコンステレーションを基礎として、トラウマの癒しを提供しているハートエデュケーションセンターの代表、川村法子です。

私は、幼少期からずっと生きづらさと自律神経の問題を抱えてきたトラウマサバイバーです。30代前半から40代前半まで、様々なセラピートレーニングに没頭し、結果的に、心と体の健康を取り戻しました。

今になって、生きづらさの原因が幼少期のトラウマであったことが、脳神経科学の分野で明らかになってきました。

心を扱う領域で言われていたことを、医学が証明する時代になったのですね。

自分の心と体の健康度がわかるACEスコア(逆境的小児期体験スコア)を知り、トラウマにどう対応したらいいかを知りたい方は、以下のページをチェックしてみてください。登録などは不要です。


子育てにおけるトラウマの影響

さて、親のトラウマが、どの程度子どもに影響するかと言えば、実は、その影響力は、計り知れないほど大きなものとなります。

今回はその中から、不登校の一つの原因ともなっている、「親子の逆転現象」についてお話しします。

親子の逆転現象

これは、親が、無意識に自分の親としての役割を放棄してしまい、代わりに子どもが、親の役割をしてしまう状態です。

親が「私はあなたの母親(父親)を辞めます」とか、「あなたは私の子どもだけど、私の母親(父親)をしてね」と、言葉で子どもに命令するわけではないのです。

これは、むしろ全く言語化されない、無意識の行動化によって生じます。

この場合の親は、まさに、アダルトチャイルド状態です。アダルトチャイルドとは、傷ついた子どもの意識で、大人になっても、親になっても、成熟した意識を持つことができず、自分の内側を空虚なままにする意識状態のことです。

子どもが感じるストレスとは

この場合の子どもが抱えるストレスは、とても深刻なものです。なぜなら、子どもとして親から愛情を貰おうとしても、親は健全な形で、愛を与えようとしないからです。

※不健全な形では愛を与えています。このことはまたおいおいお伝えしていきます。

その代わりに、「あなたが、私の面倒を見なさい」という親からの要求に、子どもは常に晒されることになります。

大人になって、親といるとなぜか苦しい、実家に帰りたくないという人たちは、この親から受ける無意識の要求に、ストレスを感じています。

不登校の現場から見えること

これまで不登校の課題を扱うセラピーの現場では、「親子の逆転現象」を何度も見てきました。

このケースでは、子どもたちの多くが、無意識に親から押し付けられる期待を背負って、自分らしくいられず、不安や恐れを感じています。

あくまでも肌感ですが、長男、長女に生じるケースが多いようにも思います。

また、そんな期待を受ける兄弟姉妹を助けようとして、自分が不登校になってしまうケースがあります。

これは、長男長女が先に不登校を起こしていて、後から、下の兄弟姉妹が不登校になるケースによく見られ、長男長女の「親子の逆転現象」を解いたとたん、突然下の子たちが学校に行き出すということは珍しくありません。

夫婦の課題が複雑に絡んでいたり、兄弟姉妹関係が影響していることもあるので、全ての家庭のもつれを同じように解くわけではありません。

ですので、あくまでも、個別のセッションが大切になりますが、親子関係について学ぶことで、わかることがたくさんあります。

興味がある方は、不登校リカバリーCPCに登録して、コラムや動画の配信をお待ちくださいね。

登録無料★不登校リカバリーCPC

毎月配信される対談動画やコラムの配信情報を受け取って、一緒にお子さんの心と体の健康に寄り添う育児をしましょう!(動画をお得に購入できるクーポンもあります)

本日20時配信「複雑性PTSDを起こしていた私へ」

近年、正式に診断名として認定された、複雑性PTSDという症状があります。

これは、一過性の事故や事件に巻き込まれた人たちのPTSDとは違い、家族の中の継続的な関係性のもつれや、緊張状態に晒され続けることで生じる、トラウマの症状で、まさに複雑な形態を見せるPTSDです。

生きづらさの全てが、この症状に現れているともいえます。

私がセラピートレーニングに没入していた期間は、2007年から2019年でしたので、この診断名を知る前に、ほとんどのトラウマの症状を私は克服していました。

つまり、トラウマによる生きづらさから解放されて、ようやく息がつけるようになって初めて、私の目の前に、この症状名が差し出されたのです。

「もっと早くに知りたかった」という思いはありますが、今となっては、私自身が、そして、ハートエデュケーションセンターという場が提供してきたトラウマの癒しの有効性が、証明されているようにも感じます。

そして、この複雑性PTSDという症状について知れば知るほど、過去の自分の状態がよくわかります。

本日、20時配信のCPコラムでは、機能不全家族に育ち、トラウマスコアの高かった私が、どのように複雑性PTSDを乗り越えたのか、また、子育てへの影響とその克服の物語について、お伝えします。

今まさに、子育てに悩む皆さん、ご自身の生きづらさに悩む皆さんのお役に立てますように。

不登校リカバリーCPCは、こんな人におすすめします

  • 子どもを抱きしめられるようになりたい

  • 子どもと愛を持って深く関わっていきたい

  • 子どもの発達課題にしっかり向かい合いたい

  • 引きこもっていたり、学校に行きたがらない子どもを、適切にサポートしたい

  • フリースクールが気になっている、または、フリースクールに子どもが通っている

  • 園や学校とどうやりとりしたらいいか知りたい

  • シングルペアレントとしての育児に自信を持ちたい

  • 夫婦関係を改善したい(性の課題、共働き、コミュニケーション...etc.)

  • ママ友と上手く関わりたい、または、関係を整理したい

  • その他(地域のスポーツクラブ、習い事、塾など)の外部団体との関わりに悩んでいて、対応を考えている

  • 自分自身の育ちについて整理したい


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?