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【不登校リカバリーCPC】娘の発達課題回復記録2右脳教育の効果

前回の記事では、娘が診断を受けるまでについて書きました。現在大学1年生の娘を見ても、誰も過去の診断のことは信用してくれないと思います。これまで何度も、あちこちで伝えてきたことなのですが、私の努力不足もあり、情報が決して広く届いていたとは思いません。改めてnoteで語っていきたいと思います。

自己紹介

トラウマの癒しを提供するハートエデュケーションセンターの代表、川村法子です。チームでは、イーシャという愛称で呼んでいただいています。そもそも自身が、ACEスコア(逆境的小児期体験スコア)が高いトラウマサバイバー(トラウマを生き抜いた人)です。ざっくりとした自己紹介は、以下からご覧いただけます。


すごかった!右脳教育

「自閉症で、一生治らない。原因も治療法もわからない」

4歳で、こんな絶望的な診断を受けた娘ですが、現在、彼女は都内の大学に通う、元気な大学1年生です。ちなみに一般受験で、合格を勝ち取りました。高校時代は演劇部部長で、委員会活動に勤しみ、充実した時間を過ごしました。

娘がこれほどまでに健やかな青春を送れるようになるまで、私が、何もせずにただ娘の成長を見守っていただけではありません。我が家は、娘の成長のために、かなり積極的なアプローチをしてきました。

今回は、それについてお話します。

教室の雰囲気

まず、最初に通い出したのは、右脳教育で有名な七田チャイルドアカデミーでした。娘が診断を受けた4歳の年は、ちょうど下の子が生まれた年でもありましたので、毎週1回、下の子を連れて、バスと電車で教室まで通いました。

娘の状態を話すと、室長先生はとても快く受け入れてくださいました。そして、一つ下のクラスに入ることで、娘に負担がないだろうというアドバイスをもらいました。

娘を入れて3人のクラスでしたが、私たち以外は、小学校受験を意識されている親御さんでした。発達に悩んでいる我が家にとって、小学校受験なんて考えも及ばないことでした。

当時、私は、30代前半でしたが、今思えば、他の親御さんは、私より1回りは年上に見えました。落ち着いた女性たちで、キャリアを積んできたような雰囲気。そんな中、下の子を抱っこして、上の子の発達で悩む若い母親の私は、彼女たちと自分では、住んでいる世界が全く違うように思えて、微かな劣等感を感じていたように思います。ですが、その劣等感に浸る暇はなく、娘のためにとにかく毎週のレッスンを受け続けました。

あれから、我が家ももう一人子どもが増えて、今では三姉弟の親になりました。これまで子どもたちの受験に向かい合ってきて、今もその真っ最中です。今になって、小学校受験の意味深さも感じつつ、当時、その選択をされていた親御さんの努力はいかばかりか・・・と想像できるくらい、私も大人になりました。みんな必死だったのですね。

3ヶ月で見えた効果

娘が、教室に通い出したのは、年中の11月でした。当時の私の悩み事は、娘の発話が遅いことでした。幼稚園には楽しく通っているのですが、先生の複雑な指示がわかっていなかったり、お友達と言葉を使ってお話しが難し事から、時々、トラブルが起こることがありました。

来年になったら年長で、小学校への準備も必要になります。本当にこのままで大丈夫なんだろうか・・・そんな思いから、教室に通うことを選択しました。

七田チャイルドアカデミーは、たくさんの教材があって、それを使って自宅でもトレーニングをするのですが、下の子もまだ0歳児でしたから、正直、自宅でのトレーニングはほとんどできませんでした。

ですが、入室してからたった3ヶ月後の翌年の2月のこと、娘を教室に連れて行った時に、自分がもはや娘の言葉のことを心配してないことに気がつきました。

その時点で、娘が上手にお話しができていたわけではないのです。ですが、たった2、3ヶ月のうちにコミュニケーションができるようになって、ぐんぐん成長しているのが感じられていました。

そして、ある日、教室で、元気にクラスを受ける娘を見ながら、「もうこの子は大丈夫」そう安心している自分がいました。

当然ながら、お子さんによってその影響は異なるでしょうが、我が子にとって、右脳教育はとても効果がありました。

我が家で一番のおしゃべりになった娘

それから年長の時期を、娘はすくすく成長していきました。そして、気がつくと、我が家で一番のおしゃべりになっていました。

ある日のこと、車に乗っていると、娘が弟にお話を聞かせていました。そして、もう、ずっとずっとそうやって、弟に話し続けているのです。これまで、表現できなかったことが、一気に溢れて出るような感じでした。

元々、絵を描くのが大好きな娘でしたが、文字を教えたことで、お話を作るようになり、絵本を描き続けていました。今でも、当時娘が描いた絵本が何冊も残っています。

ある時は、ママへのお手紙を書いてくれたのですが、手紙の中に、歌が書いてありました

「ママへ、大好きよ。歌を歌うよ、ららら」

娘の世界が、自由に広がって行っているのがわかり、涙が出るほど嬉しかったです。

そして、年長さんの七田チャイルドの発表会では、本人の特技をいかして、紙芝居を発表しました。大きな舞台に上がって、自分で作ったお話を、堂々と発表しました。確か、小人が鬼のお家に忍び込んで、逃げ出す物語でした。先生たちは、入室して1年も経たないうちに、そんなことができるようになった娘を見て、とても驚かれていました。

そして、誰よりも驚いていたのは、私たち夫婦でした。

なぜ七田チャイルドアカデミーだったのか?

そもそもなぜ、七田チャイルドアカデミーを選んだのかというと、母が創始者の七田眞先生のファンだったからでした。妊娠中、母からからいくつも本をプレゼントされて、娘がお腹の中にいた時から、私はマタニティクラスに通っていました。その時は、「へー」とか、「ふーん」くらいに思って、マタニティライフを楽しんでいるだけで、それが何かに直接的な効果があるとは思えませんでした。ですが、娘の状態を良くしたいと真剣に思った時に、真っ先に思い浮かんだのは、七田チャイルドアカデミーでした。

実は、マタニティクラスで通っていた教室は、私には合わなかったので、娘の教室は、念入りに選びました。どんな素晴らしいプログラムでも、結局は提供者のフィルターを通して与えられます。これから何か効果的な教育を与えたいとお考えの場合も、ぜひご自身とお子さんにぴったりのものを選んでみてください。七田チャイルド以外にも、きっと素敵な教室はあるはずです。

選ぶポイント

世の中には、たくさんの良い治療方法、良い教育があるはずです。18年前と違って、今は、情報で溢れかえっていますし、むしろ、選ぶことがますます難しくなっているかもしれません。

我が家は、今回お話しした、七田チャイルド以外にも、たくさんのやり方を取り入れてきました。少しご紹介すると、次のようなものがあります。

  • 自然療法

  • 食育

  • ボディワーク

  • 運動

  • 聴覚療法

  • その他

良かったことは、何か一つのことだけに傾倒しなかったことです。そして、あれこれやってきて思うのは、1つのことだけでは、改善は難しかっただろうということです。

何事においても、選ぶときに大切なポイントが3つあると、以前、お世話になっていたセラピストが教えてくれました。

  1. 「これがなければ生きていけない!」と商品や物に依存している人が勧めてくるものは選択しない

  2. 同業他社を悪くいう人が勧めてくるものは選択しない

  3. 「これを買わないと〇〇になっちゃうよ!」と恐怖を煽って勧めてくる人のものは選択しない

これは、何にでも当てはまることだと思います。選択するポイントとしてぜひ押さえてみてください。

続く

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