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司法試験に向けて私がしたこと(1)
私はロースクールを修了して、令和4年度司法試験に合格することができました。そこで、合格体験記といってはあれですが、司法試験に挑戦する方に向けて、私がどんなことを考えながら過ごしていたのか書きたいと思います。勉強方法よりも精神論が多いのですが、参考にしていただければとっても嬉しいです!
好きで勉強しているひとにはかなわない まず、「とにかく法律を好きになろう」と考えました。
私は法律に興
司法試験平成21年(特許法)答案作成
第1 設問1の1(職務発明が共同発明の場合の処理)
1 職務発明について
甲・乙による本件試薬の発明は、「使用者等」であるA社・B社の「業務範囲に属する」発明であって、「従業者の現在…の職務に属する発明」であるから、職務発明(35条1項)にあたる。よって、問題文のような勤務規則の定めにより、A社と甲、B社と乙との間では、当該権利を承継させることができる(同3項)。
2 共同発明について
司法試験平成20年(著作権)答案作成
第1 設問1
1 乙書籍に掲載された15編の小説(以下「本件小説」)は言語の著作物(10条1項1号)にあたる。その著作者(2条1項2号)はこれを執筆した甲である。
本件小説を乙書籍に掲載して出版する行為は、複製権(21条)、譲渡権(26条の2第1項)、公表権(18条1項)の侵害になりえる。また、乙が上記小説に修正を施す行為は、同一性保持権(20条1項)の侵害になりえる。
2 複製権・譲渡権
会社法 演習3(支配人)
第1 小問1
1 「支配人」該当性
DがA社に対して手形金を請求するためには、手形振出しの効果がA社に帰属しなければならない。そこで、手形振出人BがA社の「支配人」(10条)にあたるか問題となる。
(1)「支配人」とは、会社に代わってその事業に関する一切の裁判上または裁判外の行為をする権限(包括的代表権)を有する者(11条1項参照)をいう。
(2)Bは、A社E支店の支店長として、その支店に