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「自分だけが苦しんでいる」という思い込みは今すぐやめよう

当たり前ですが、誰の人生にも辛いことがあります。

  • 幼少期のトラウマ

  • 大切な人の死

  • 仕事のストレス

  • 家庭内トラブル

  • 心の病気

  • 体の病気

などなど、挙げるとキリがありませんが
人間は誰しも苦しみと戦いながら生きています。

それを忘れ、地球上で「自分だけが苦しい」と勘違いし、どんどん深みにハマっていく方がたまにおられます。

自分は不幸だ、悲劇だ。
恵まれない人生だ。

と悲観的になり自分でストレスを増大させるのですね。

病みツイートや不幸自慢、不調アピール。
SNSでよく見かけるのですが、個人的にはそういった方たちは苦手です。
(経験談としてアウトプットしたり誰かの役に立つ話ならいいですが)

苦しいのはあなただけではありませんよ?
と言いたくなります。

地球全体で考えてみてください。
苦しさにも色々ありますが、きっと自分より苦しい思いをしている人もいますよね?

自分軸で生きるのも大事ですが、自分しか見えなさ過ぎも問題だと思うのです。



幸せのヒント

この「誰の人生にも辛いことがある」という考えを再確認させてくれるのにいい法話があります。

仏教に出てくるケシの実の話です。
概要を引用します。

キサーゴータミーという母親がいました。
ようやくよちよち歩きができるようになったばかりの一人息子を失い、悲しみに打ちひしがれます。
彼女は、息子を生き返らせ、治す薬を求めて釈尊のもとを尋ねます。
釈尊は一人も死人が出たことのない家から白いケシの実をもらってくるようにと言います。
町中の家々を尋ねたキサーゴータミーは、
「ああ、なんと恐ろしいこと。
私は今まで、自分の子供だけが死んだのだと思っていたのだわ。
でもどうでしょう。
町中を歩いてみると、死者のほうが生きている人よりずっと多い。」
死はどこの家にもあることに気づかされました。

浄土真宗本願寺派総合研究所

動画もありましたので貼っときます。


この話を知ったとき、息子の死を受け入れられないゴータミーが可哀そうで涙が出ました。

しかも彼女は貧しい家の生まれで、親や兄弟と死別しています。
夫は彼女が妊娠中に亡くなってしまいます。

赤ちゃんは彼女にとって、唯一の身内だったのです。

それがいきなり死んでしまうのですから、それはもうパニックになってしまうのも分かる気がします。(私がゴータミーでもそうなると思います)



この話では最後

  • 命あるものは必ずいつか死ぬ

  • 肉親が死ぬ悲しみを味わうのはみんな同じ

  • みんな悲しみを背負って生きている

ということを教えてくれます。

ゴータミーは息子の死を受け入れ、最後はしっかり息子を弔ってあげます。
息子の後を追って命を絶つこともありませんでした。
(その後お釈迦様に弟子入りします)




まとめ

今日は「誰の人生にもツライことはある」という話をさせていただきました。

人間はどうしても他人の苦しみは小さく感じ、自分の苦しみは大きく感じるので「自分だけが苦しんでいる」と思いがちです。

でもここで気をつけて欲しいのが
「自分だけ」という思い込みは苦しみを倍増させます。

自分だけにスポットライトをあてて、周りがまったく見えていません。
前置きでも言いましたがどんどん深みにハマっていきやすくなります。

誰の人生にもツライことがある。
苦しいのは私だけじゃない。


このことを忘れないでいれば、きっとメンタルは強くなるはずです。
ストレスに立ち向かう勇気も湧いてくると思います。


今日はそんな感じです(^^)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また近々更新します、ではでは!

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