#223 未来は常にVUCAだからこそ「学ぶ」
VUCAという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況を表す言葉です。VUCAは急速に変化する社会、及び情報技術によってもたらされる時代の特性を表しています。
VUCA時代を生き抜くため、教育の潮流も変化していると言えます。
学ぶ教科、学び始める段階、学ぶツールなど、学校教育にも目にみえる変化が一気に押し寄せてきていると言えるでしょう。
一方で
変動性、不確実性、複雑性、曖昧性
は
いかなる時代にもあった要素であり、今私たちが生きている時代特有のものではないと思います。
未来とはVUCAの集合体であり、だからこそ面白い。
そもそもこの世界に確実なものや安定したものなど本質的には何もありません。
明日交通事故で死んでしまうかもしれないし、数年後に地球が壊れてしまう可能性だってあるのです。
でもVUCAだからこそ私たちは何かを「学び」ます。
様々な変化や困難に立ち向かい、いかなる未来がこようとも、自分が自分らしく幸せに生きるために。
時代によって学ぶ対象、学び方法は変わっても、学ぶ理由は変わりません。
現代はあらゆる分野においてスピードと効率性が求められていますが、人が学ぶ際に大切なのは長期的視野にたち、腰を据えて、ゆっくりと、物事の本質を見据えることにあります。
VUCAを恐れるのではなく楽しむことができるような学びが必要なのです。