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201602270630
注意!!! この作品はかーるさん の緊急企画
「明日世界が終わる前に」 に参加させていただいた作品です。現実じゃないですよ!!
繰り返します。これはフィクションです!!
おはようございます、松本…いおりです。
歩く音 はぁはぁという息遣い 最初小声で
2016年2月27日午前6時20分。
さっき、日本が迎える最後の…日の出を見ました。雲が多くてよく見えなかったんです。でも…生
彼の散歩とわたしの日常【前編】
文字数:約4200(読了まで11分ほどいただきます)
彼が私を散歩に行こうと誘っている。
庭から縁に膝で乗り上げ、えくぼの頬に笑みを浮かべ、私を誘っている。春の昼下がり。特にしなくてはならない用事もない。
「いいわよ」と応えた。
私は開け放した続きの間で、ふすまに半分隠れ、淡いグリーンのカーディガンに袖を通した。その様子を眺めていた彼が、
「なんだかおいしそうな色だよね。桜餅というの
彼の散歩とわたしの日常【後編】
前編はこちらです → https://note.mu/iori_m/n/nab0fa9ed27ef
文字数:約5300(読了まで14分ほどいただきます)
「月がきれいだよ。見においでよ」
出先から戻ると、待っていてくれたのか彼が庭に立って手招きしている。 鈍色の喪帯を解こうとした手を止め、縁に出た。夜空には高く、銀細工のような丸い月があった。
「ほんとね……きれい」
この前に誰かと月を見上
「部活にまつわるエトセトラ」
チャイムの音。
机を引きずる音。
がやがやザワザワ、放課後の喧騒。
清掃道具を使う音。
廊下をこっちに走ってくる足音。
「あれ、翔太、おまえ、アキラちゃんの後ろの席だったの?」
「おぉ、優、迎えに来てくれたの? サンキュ。帰ろーぜ帰ろーぜぇ。どっか寄って何か食ってく? ウチ来るか?CD返すわ」
「待って待って、翔太。今日はオレ、先約あるんだよ。 アキラちゃん、どこ行ったか知らね?」
「あ、
お化粧キライ お化粧スキ -1-
1.お化粧キライ
約2000文字(読了までに5分ほどいただきます)
あたし、お化粧は嫌い。だって、毎朝、お化粧しているお母さんはこわかったから。
お花見のお重より大きなお化粧BOXを目の前に置いて、ダイニングテーブルを占領して、お母さんはお化粧している、朝一番に。……ちがうかな、あたしが朝起きだしてくると、いつも。
聞こえるのは炊飯器がご飯を炊いている音と、洗面所か
お化粧キライ お化粧スキ -2-
お化粧スキ お化粧キライ ー1- はこちらです→ https://note.mu/iori_m/n/ncee110e7d943
2.お化粧スキ
文字数:約2400字(読了までに6分ほどいただきます)
わたし、ちいさい頃はお化粧が嫌いだった。でもわたしにも、お化粧がいいなぁって思うときがある。
それは、実は娘たちがわたしの化粧品で遊んでるときだったりする。
普通はこれはい
お化粧キライ お化粧スキ -3-
お化粧キライ お化粧スキ -2- はこちらです → https://note.mu/iori_m/n/na442e4fec5f3
3.そして私は今日もお化粧をする
文字数:約4080字(読了まで約10分いただきます)
私も普通に女性として、好き嫌いにかかわらずお化粧を、する。
朝、洗面所の鏡に向かうとまず、鏡のなかの自分としばらくにらめっこ。
前夜の飲酒でむくんでい