数学(2023/10/2):今まで作って来た数学読書要約の図を整理していたが、一里塚までは行ったので、おめでとう、という気持ち_1
0.ごあいさつ
今月はnoteフェス2023のため、しばらく連続投稿を試みます。バテたら諦めます。
1.ここしばらくの話
私の記事をずーっと読んで下さっている方はご存じかもしれませんが、私のいくつかある関心事の先に、数学があるんですよ。
というより、各種論理学や集合論などの数学基礎論とその周辺を延々とやっておりました。
人によっては
「線形代数と微積分より数学基礎論を先にやるやつは、数学を真面目に実用する気などないのだ。そんな不真面目な姿勢で勉強するやつが人様の視界に入って来るな。このいかがわしいド文系が」
と言うのでしょうが(というか今までこういった趣旨のことは2回言われてますが)、私にとっての興味の先、というか脳のかゆみを軽くする方法が、何にもましてまず数学基礎論全般だったのだから、しょうがないんですよね。
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それで、膨大な量の知見が得られたし、有向グラフ描画ツールGraphvizと有名プログラミング言語Pythonの合わせ技で、知見に基づきかつ首尾一貫させた図を描画することにも一応は成功したのです。まー大変だった。
しかし、あまりにもでかく、また人様に見せるためには可読性に致命的な問題があったため、これを抽象度を上げて見やすく要約することにしました。
いわば、細かすぎる懇切丁寧な説明は、壁に垂らされたロープではなく、それ自体が壁になってしまうことがある。ということです。
それに比べれば端的に要約した説明の方がよっぽど伝わりやすいことがある。ということでもあります。そこは気を付けねばなりません。
とはいえ、骨が細かいし筋も多い魚をひたすら下拵えしているような気分でした。
難しいものを簡単にする作業はしばしば、難しいものと簡単なものの間の差分であり、難しい、しかもゴミとなるパーツと向き合わねばならない、かなりしんどい作業になります。
確か一か月ちょいくらい、自宅作業でこれだけをひたすらやっていたはずです。
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困るのが、他にやれるはずの作業に、全く手がつかず、宇宙猫みたいな顔になっていたことです。
職場の仕事はちゃんとやっていましたが、自宅ではこれ以外何の作業もできませんでした。
注意力も集中力も、たった一つの作業に食われている。非常に不健全な精神状態で、
「ヤバイ! この作業に生活と脳が乗っ取られつつある!」
という恐怖がありました。
それでいて、脳がどうコメントしているかというと、
「終わらせれば終わるだろ。それまで終わらないから、何やってもこれが頭を埋め尽くして苦しむだけだ。だから終わらせること以外何にも注意を向けるな」
とのたまうのです。
じゃあ…やるしかないですね…
(そういう病的な囚われ、強迫観念とかそういうやつなんじゃないのか?)
(勝手に病名を忖度するなバカ)
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とはいえ、一か月で済むともおおよそ思っていなかったので、終わった今はびっくりしてます。
無駄な項目がかなり減り、可読性は明らかに大幅に向上しましたが、多分もっと無駄な項目を減らさねばならないはずです。
また、今まで数学本を読んでいて私が頭の中で練り上げた全体図が、数学を真面目にやってる方に言わせると
「そーじゃねー。そういう風につなげるもんじゃねー」
と言われる可能性も極めて高いので、そこはもうちょっと数学を真面目にやってる方の監修を受けねばならないはずです。
まあ、そこはまた後でゆっくりやることになるでしょう。
とりあえず、途中、切りのいいところまで、やったのだ!
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成果物の提示、というか説明については、次回行います。よろしく。
(続く)
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