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お土産の551の豚まんを皮まで美味しく食べたい

豚まんは好きですか?

私も家族も大好きで関西へ行ったら必ずお土産で買うのが、551蓬莱の豚まん。

昔、551のある時…。ない時…。というCMがあったが、551がある時はCM(関西限定)と同じくみんなのテンションが高くなる。

我が家は7人家族。これまで豚まんは4個入り×3箱をお土産で持ち帰り仲良く食べていた。ところが最近、3歳次男が551の豚まんの旨さに早々と気付いてしまったのだ。

お土産の豚まんを朝食に食べるのが、我が家の文化になっている。

豚まんをこよなく愛する9歳三女はいつもより30分早く起き、1人ゆっくり静かに食べる。

次男は豚まんというキーワードが聞こえると「ボクノブタマン…」と呟きながら起きてくる。

誰が何個食べるか?食べ物の怨恨は長引く。私たち夫婦は1個ずつで我慢して、あとは5匹の子豚たちに均等に与えて円満に解決しようじゃないか。

これだけ楽しみにしてくれている豚まん。少しでもおいしく食べたい。そして食べてもらいたいと関西人の血が騒ぐ。

チルドした551をいかに美味しく食べるか、これまで色んな方法を試してきた。

不本意であることを訴えてるようにしか見えない

こんなの流行ったよね。これは目から鱗だった。マグカップにちょっと水入れてふんわりラップして蒸すことで皮までふわふわになる。

しかしある日、悲劇が我が家を襲う。

「パパがとっておきのふわふわ豚まん作るぜ」

チン!!レンジを開けると豚まんが!
えっ!萎んでる??

入道雲のようにふわふわのはずが、ヘリウムガスが抜けてしわしわになった風船のよう。

開けてみると肉まんのタネが皮を破りカップ内に落ちている。ラップの仕方が悪かったか…。

しわしわの肉まんを見て、みるみる目に涙が溢れ、今にもこぼれ落ちそうな三女。

「ごめん!まだ豚まんあるから。ねっ、ねっ、ねっ」

551以外の豚まんはいつも長蛇の列が出来ていて新幹線の都合で買えないこともある。そこで違う豚まんを買って帰ると「551の肉々しさがない」というぐらい551を愛でる三女。

なだめるのは本当に骨が折れた。本気で泣いてたよな。どれだけ好きやねん。怖いで。

そんなこんなで551を美味しく食す方法を模索し続け、はや10年。ようやくここにたどり着いた。

This is cold 豚まん

まずは裏返し、豚まんの状態を確認する。551の豚まんの裏側についてある竹の皮を綺麗に剥がすためだ。

よう油がまわっとる

温めてからだと竹に皮が持っていかれちまうことがあるので、冷たいうちにとっておくのだ。

ここで大雑把に皮を破いてしまうと確実に肉汁や旨みをロストするので慎重にいこう。油が染みている部分は特に気をつけて。

皮がもっていかれる!と思ったら逆サイドから攻める担力が必要だ。

ちょび髭レベルに残しておこう

次に皮の上部、側面に霧吹きで肉まんに水分を加える。霧吹きがなければ手でペタペタでOK。皮をフワフワにする水分が必要だ。

水分は多めでも構わないが、皮が薄い底面に大量につくとベチョベチョになるから気をつけよう。

本当は蒸し器がいいが、朝から6個の豚まんを時差で蒸す時間はない。シリコンスチーマーに入れ、600Wのレンジで2分チンする。

フワフワの雲のような豚まん完成だ

出来上がったら裏返してお皿にのせ、残った竹の皮を剥がす。口内の薄皮の2、3枚くらいならいつでもくれてやるアツアツ党の私でもすぐは食えない。

最後、食べてもらう人にちょっと残った竹皮を剥がしてもらうことで、豚まんの熱さと食べ頃を把握してもらうのだ。

お前はなにものやねん!まぁいい。
さぁ食らうぞ、真っ白な豚を!
感じるぞ、肉汁を!

豚の神が舞い降りてきた

私はからしと少量の醤油派。よく混ぜ、豚まんの断面につけ、はふはふ言いながら食べる。

からしの辛さがツンと飛んでくる。その後ふわふわの皮の甘み。同時にジューシーな豚の旨みが口中に広がる。豚肉の食感、玉ねぎの存在感もハンパないぞ。

甘い!旨い!

夢中で食べていると昨日見た夢のようになくなってるんだよね。だから翌日も食べたくなる。

朝、みんな口数は多くないが…

「あっつぅ~たまらん」
「うっまぁっ!」
「ブンデデタベル」(多分、じぶんでたべる)

それぞれ感嘆の声をあげている。

万が一、皮が底から破けてしまった場合は、その穴から醤油をいれ、染み染み豚まんを楽しむのもまた一興。

豚まんを愛でながら温めて皮はふわふわ、心はポカポカ。今年も豚まんの季節がやってきた。大阪行ったらぜひどうぞ。

私はこう食べる!こうして食うと旨い!などみなさんの豚まん愛もぜひコメントで聞かせてください。

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