裁縫の神が舞い降り、あっという間に去っていった話
長男が小学5年生の時のこと。
満員電車から解放されたサラリーマンみたいに、ランドセルから四角くなったプリントの塊がドサっと出てきた。
「なんじゃぁこりゃぁぁ??」
長男のランドセルから出てきた大量のプリントを前に奥さんが頭を抱えている。1枚ずつ、しわくちゃになったプリントを広げていく。
「もう!なんでこんなにプリント溜めこむわけ?えっ、嘘、また4,000円…何回買えばいいの?というか間にあうの?」
カタログらしきものを見ながらボヤく奥さん。どうやら5年生から授業で家