【探究ノートTips編】必要だけど、めんどくさい。食品を扱う際の準備のいろは。
探究ノートでは、主に高校生の方々向けに探究学習に取り組む上で大事な考え方やスキルについて、ポイントを紹介していきます。
今回はTips編!かゆいところに手が届くような、探究学習に役立つプチ情報をお届けします。
探究学習に取り組む高校生の方も、それ以外の方も是非参考にしてみて下さい!
イベント出店!商品開発!なにから準備すればいい?
商品開発、食品ロス問題や、地元野菜の活用など探究活動では様々な食をテーマにした探究が実践されています。
食のテーマに関する探究活動については、インクラインファンドの過去の助成先紹介をご覧ください!!
どれも面白く、考えられた活動で参考になると思います!!
食をテーマにした活動は、この記事にあるように、出店形式や商品開発などがありますが、どの形式においても欠かせないのが、医療衛生センターや保健所への相談・申請です。
今回の記事では、この相談・申請においての注意点や準備について重点をおいてご紹介していきます!
相談・申請の準備と手順
1.都道府県ごとの規定を確認
実は食品の取り扱いに関する申請方法は都道府県によって違います。
出店や商品開発をする場合、管轄の都道府県の規定を確認することが重要になります。
以下は京都市が定めているイベントにおける食品扱いについてのページです。
相談・申請する際には当てはまる項目は確認していただきたいのですが、模擬店の規定についてのリーフレットはわかりやすいので、まず初めに確認するといいと思います!
2.探究内容を文書で整理
2番目に取り組むべきなのは探究学習の内容を文書で整理することです。
この文書は、相談・申請を行う際相手へ企画内容を説明するために使用します。
口頭で説明すると相手が食中毒などのリスクを考えることができないので、文書にまとめておくことが必要です。
文書には、探究活動で扱いたい料理や食品、また活動の目的や期間などの内容も記しておくようにしましょう。
3.申請書の記入
相談・申請を行う前に都道府県で指定されている申請書を予め記入しておきましょう。
先に記入しておくことで、相談・申請の際に指摘された点を直して確認するというラリーを減らすことができます。
申請のタイミングについて。京都市のページでは、保健センターへの申請はイベント10日前を目安に行うようにと案内されています。
相談、申請を行う際には余裕を持って行うようにしましょう!
上にあるように、予め用意できる書類は全て記入しておいて、当日は打ち合わせをするだけの状況で望めると、効率が良くて最高ですね!
補足
以下の記事にあるように、瓶で販売する予定だったものを紙コップでの提供に変更することで、準備の手続きが簡単になるケースがあります。
食品の調理や販売方法に悩んでいる際も、その悩んでいる内容を文書に記入した上で相談できると、良い解決策を教えてもらえる可能性があります!
この際にも、くどくなりますが、企画の内容と食品を扱う工程を理解してもらえる文書を作成し、丁寧に説明することが大事になりますね!
おわりに
いかがだったでしょうか。食に関する探究テーマは身近ということもあり、たくさん取り組まれています。
先生や学生に取り扱いに詳しい方がいる場合は問題ありませんが、何をしていいかわからない場合は衛生管理センターや保健所にまず相談しましょう!
その際は、この記事の内容を参考に適切な準備をしていただけると嬉しいです!それではいい食の探究ライフを!!