小説による涙活
23年度本屋大賞受賞作品の凪良ゆう「汝、星のごとく」をaudibleで聴いた。
本好きな方に評価される小説であったので楽しみに聴き始めた。
もう中年の身なので17歳の高校生時代から始まったので、うまく世界に入り込めるかなと思えたが杞憂であった。
瀬戸内の島を舞台にしていて、数年前にしまなみ海道を自転車で尾道から今治まで渡ったので、好意的親近感を持てたのは良かった。
いわゆる毒親育ちの男女の物語で、二人の子供を持つ親として、少なくとも子供の足枷になってはいけないなと思うと共に、自分の親も毒親では無かったことには感謝しなければならないなと思った。
17歳から32歳までの話だが、生活していくことの大変さ、人生がどう転んでいくのか分からないこと、本当に大切な人に出会えることの奇跡の物語であった。
親やお金、健康など自分でコントロール出来ない困難に立ち向かう中で、どんどん純粋な自分の気持ちにストレートに行動していく姿に、自分の本当の気持ち通りに行動していくことへの勇気を貰えた。
人と人との温かい関係があり、その優しさに何度も涙が流れた。
小説や映画などで涙を流す涙活になった。
涙活の効用として、ストレス発散になった。