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線引き読書に挑戦中/途中経過とおすすめ筆記用具

本を読む、線を引く

線を引きながらの読書に挑戦中です。

最初は書籍に書き込みをすることに抵抗もありましたが、自然に実践できるようになってきました。

読書中は当然無言ですが、
線を引くことによって「この部分は大切だ」「この主張が面白い」
余白にクエスチョンマークを書き込むことで「この疑問はどう解決するのかな?」
というように、擬似的に書籍とコミュニケーションしているような感覚があって、積極的に読書をするとはこういうことか、と納得しています。

きっかけ

線引き読書をやってみようと思ったのは、梅棹忠夫『知的生産の技術』を再読したからです。

梅棹は、書籍への書き込みについて次のように言っています。

わたしは、2Bの鉛筆で、かなりふとい線を、くろぐろと入れる。電車のなかでもどこでも、やわらかい鉛筆はつかいやすいし、こい線の色は、あとからさがすのに便利だからである。

『知的生産の技術』

手元にあった筆記用具を用いて書き込みを試してみたのですが、最終的に梅棹忠夫の言う「2Bの鉛筆で、かなりふとい線を、くろぐろと入れる」ことが最適解に近いと実感する結果になりました。

試行錯誤の結果について、線引き読書におすすめの筆記用具を紹介しながら整理したいと思います。

読書のお供候補

HBのシャープペンシル(0.5ミリ)

おすすめ度 ★☆☆

最初に試したのが、いつも使っているHBのシャープペンシル0.5ミリです。

これは、あまりおすすめしません。

書籍に傍線を引く場合、それなりの長さになるのですが、HBかつ0.5ミリだとか細い線になってしまい、震えが目立ちます(私の技術の問題でもあるのですが)。

目立たせたくて引くのに、存在感の薄い線になってしまいます。

その一方で、0.5ミリに筆圧が集中するため、線を引いた後が次のページにミミズ腫れのように残ります。

本末転倒の感があって、取りやめました。


HBのシャープペンシル(0.7ミリ)

おすすめ度 ★★☆

次に使用したのが、太字のシャープペンシル。

0.5ミリを使用したときの問題点(震え・目立たない・裏抜け)が改善されました。
しかし線としてはまだ細く、これがベストではないという印象を受けました。


ボールペン(0.7ミリ)

おすすめ度 ★★☆

少しの勇気を持って、ボールペンでの線引きに挑戦しました。

案外悪くないというのが率直な感想です。視認性はバッチリ。

書き込みを行った時点で古本として売却するという選択肢はすでにありませんので、色分けしてみるのも面白かったです。

しかし、消すことができないというのはどうしてもネックになります。

線を引き直したい、消したいと思うわけではないのですが、ふらふらした線になってしまったときなど、どうしても「惜しいな」と感じて、集中を削がれることがありました。


HB鉛筆シャープ

おすすめ度 ★★★

最終的に、一番よかったのが大人の鉛筆でした。

線の太さ、引きやすさについては鉛筆でも同じなのですが、私にはペンを握り込んでしまう悪癖があります。
普通の鉛筆よりやや太く、持ちやすい形になっている大人の鉛筆がベストでした。

シャープペンシルのようにノックして、鉛筆のような軸を押し出して使います。
書いているうちに先が丸くなってくるので、専用のシャープナーを使って芯を尖らせるのですが、自分の好きな丸さに調整できるのも気に入っています。

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以上、線引き読書のお供について、語ってきました。
参考にしていただけると幸いです。

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いくは
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