無職ってそんなに悪いこと?キャリアブレイク?
大葉:無職って言葉、一般的にはイメージ
良くないよね。
もち:そうねぇ、何が何でも働きに
行ってる身からしたら
「なんで無職になれるん?」とか
まず思っちゃう。
大葉:「あ、無職になろう!」って
タイミングがあるよ。
なった身からすると。
もち:そんな元気よく思いつく!?
大葉:元気良くはないか(笑)
もちろんなる時は怖かったね。
ワクワクもしたけど。
もち:そういうワクワク、いいな。
私も「仕事辞めたい」っていっぱい
思うし、なんなら毎日のように家で
「会社行きたくない!会社行きたくない!」
って叫んじゃうんだけど
辞めたらお金とか無くなるな…
ってすぐ思っちゃって。
大葉:意外と生きていける。
無職の人への支援あるからね。
ちゃんと調べてる必要はあるけどさ。
もち:ちゃんと調べて辞める、かぁ。
調べる気力残しておくのが
大事になりそう。
大葉:今は、それこそnoteとかで先輩方が
まとめてくれているから
そんなに難しくないよ。
個人的にはね、なんか
(今の会社を)辞めるか
辞めないかってよりも
「自分が何をしたいか」
で判断した方いいと思ったな。
もち:自分が何をしたいか……
ぬるま湯OLには頭が痛くなるお題だけど
意外とこの歳になって(なっても?)
それを考えることって結構あるよね。
大葉:あるねえ。
ここでいう「何がしたいか」というのは
今の会社を退職して何がしたいか。
「次こういう会社・業界に入りたい!
こういう生き方がしたい!」ってあれば
分かりやすいけど
本当はそれだけじゃないと思うんだよね。
退職して、考える時間が欲しい
勉強する時間が欲しい
やりたいことを探す時間が欲しい
それとも、少しのんびりしたいのか。
もしかしたら、この職場から
抜け出したいって理由かもしれない。
もち:今の私なら何も考えない時間が欲し〜!
一旦リセットしたい!
そうやって初めて本当に大切に
したいものが分かる気がする。
大葉:うんうん、そういう気持ちになるよね(笑)
もち:「どんな仕事がしたい、どう働きたい」って
実は普段なかなか考えていないよね。
そんな余裕がないのもそうだけど
それこそ仕事が単なる手段だから
細かく言語化してないというかさ。
大葉:あくまでも、「仕事」や「働く」って
なにかを得るための、もしくは
なにかを成し遂げる手段だもんね。
もち:大切にしたいもののために
どんな仕事を選ぶか。
お金がもらえるほうがいいのか
時間に余裕があるのがいいのか
仕事で何かを成し遂げることこそが
大切と思うのか。
大葉:そうそう、そうなんだよ。
おれは、この会社に20年後
居るの幸せかな?って思って。
自分で選び取れるキャリアを
積み上げたいと考えたから
「きりが良い&疲れた!」って
タイミングで退職したかな。
それこそゆっくり考えたいから
何も決めずに退職。
もち:辞める話聞いたとき
だいぶ思い切ったなと思ったよ。
それと同時に相当キテたんだなと
思ったけど。
大葉:でも、いいタイミングだったよ。
あのときは元気なかったけど
元々転職考えていたし、
最終的には良い転機になった。
もち:いい方向に進むきっかけになってよかった。
というか辞めたから今を選べたんだよね。
大葉:やっぱり辞めることは
悪いことじゃないよ。
ただの選択肢のひとつ。
もち:辞めても人生は続くしなぁ。
また次の選択肢が出てくるし。
大葉:そうそう。辞めたからって人生が
終わるわけじゃないのよ。
そういえば、退職した日の夜のお酒は
美味しかったよ。ワクワクしてさ。
もち:いいね、自由への味だ。
大葉:改めてだけど
無職って言葉やイメージが
良くないよね。
もち:無職がマイナスなのって、なんでだろ。
大葉:仕事から離れるというのも
選択肢の一つだよね。
そう考えるとさ無職か、有職かって
ただの状態だと思うんだよね。
それなのに、「無職=マイナスなこと」って
イメージがついている。
もち:話してると親世代はやっぱり
無職期間はナシって感じする。
次の行き先を決めてから辞めろ、って。
大葉:まだまだそういう文化は根強いよね。
辞めた後に、『キャリアブレイク』って
言葉を知って。
もっと早く出会ってれば良かったなと。
もち:前も言ってたね。
『キャリアブレイク』は仕事をしない時間
という一つの選択肢みたいな?
大葉:そうだね。キャリアブレイクを
広めようとしている団体のHPでは
こんな風に定義されているね。
もち:人生と社会を見つめ直す、かぁ。
働きながらだと時間的にも精神的にも
余裕ないから、やっぱり仕事からは
離れないと実現できないな。
大葉:時間的にも精神的にも余裕をもって
考えられるってのは、もちろんあるよね。
あとはさ、「会社員としての自分」としての
思考になりがちだから
そこから離れられるのはメリットだよね
もち:会社員じゃなくて
ただの人間としてフラットに
なれるってことかな。
無意識に会社員グセってあるのか。
大葉:絶対あると思う!!(笑)
もち:少し思ったんだけど。
「キャリアブレイク」として無職期間を
設けた人たちとは違う「無職」カテゴリが
あって、働いている人たちからしたら
よく思わないムーブかましてる人が
そこに結構いるようにも思うんだよね。
そして必要以上にそれを大声で
非難する人たちもいて。
社会活動に関わらない、言葉は悪いけど
「悪影響」な無職像みたいなのが
どんどん広まったみたいな。
大葉:色んな文化的背景もあるんだろうけど、
それは1回置いといて。
無職の人だけになっちゃうと
社会が回らなくなるからという人間の
防衛反応だと思っている(笑)
もち:防衛反応ね。
なるほどちょっと納得できる(笑)
大葉:でもみんなが一気に辞める訳じゃないから
順番に支え合えば良いと思うんだよね。
もち:交代でキャリアブレイクできる制度
欲しいなあ
大葉:それいいね!(笑)
会社も出戻り制度とかあるし
そういうのが盛んになったらいいな。
会社辞められないって決めつけてしまって
病んじゃう人たちも多いから
もち:「辞められないことはない、
いつだって辞められるんだ!」って
思えるのってかなり救いだよね。
【今の会社で働く私】以外の自分があるって
それこそワクワクする。
大葉:おお、それはめちゃポジティブだね!
でもよく考えると当たり前に
そう思っていたいよね。
会社以外の自分があるって。
もち:今の私にとっては「株式会社いきる」が
そんな感じ。会社員じゃない自分があるから
会社員の自分もなんとかやってられる
みたいなギリギリのとこかな。
大葉:確かに。
辞めなくてもそういう場があるのも健全だね
もち:まぁ一番やりたいのはスッと
辞めて一息つくことなんだけど(笑)
キャリアブレイク肯定派の声が
大きくなっていってほしいな。
大葉:キャリアブレイクしたくなったときは
いつでもは相談乗るよ(笑)
もち:さんきゅー(笑)
(可能な限り原文ママ。
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