#医療教授システム学
ガニェの学習成果の5分類:新型コロナウイルス感染症を例に説明してみます
新型コロナウイルス感染症にまつわる話題を例に、ガニェの学習成果の5分類について説明してみます。
#医療教授システム学
#医療ID
ガニェの学習成果の5分類の説明人はより良く生きるためにいろんなことを知ったり、さまざまなスキルを身につける必要があります。このプロセスを学習と呼びます。
ガニェは学習の種類を5つに分類しました。分類することで学びやすくなったり、教えやすくなるので。
1.言語情
000 医療教授システム学:「できる」医療者に発達する学び方/教え方/働き方(医療教授システム学への招待)200404版 インストラクションの目的
#医療教授システム学
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教授システム学の教科書とも言える「インストラクショナルデザインの原理」で勉強を始めて13年が過ぎました。その間、インストラクショナルデザインを使って医療における患者安全や医療者の成長を支援する考え方や方法論を学んできました。フォトの左側は2007年に購入し13年間使い続けてきた「インストラクショナルデザインの原理」です。
今年は医療分野に特化したインスト
「できる」看護師の患者安全の力クイズ 第2問目
#医療教授システム学
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「できる」看護師の患者安全能力を表すthink系動詞に該当するのはどれか。すべて選べ。
a. 認識できる(例:カルテを見て患者の病状を認識できる)
b. 理解できる(例:教科書に書いてある事実を理解できる)
c. 説明できる(例:質の高いCPRの要素について説明できる)
d. 判断できる(例:患者を訪室し変化の有無を判断できる)
e. すべて
答え
a,
「できる」看護師の患者安全能力とは
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「できる」看護師の患者安全能力についてのクイズです(複数のクイズで構成されますが、ここでは1問だけ取り上げます)。
1.「できる」看護師の患者安全能力(コンピテンシー)に該当するものをすべて選べ。
a. 知識
b. 状況認識
c. 看護技術
d. 仕事の段取り
e. すべて
ヒント
コンピテンシー(「患者安全TeamSimゲームのガイダンス」5ページ)は
「できる」医療者の能力を学ぶために
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「できる」医療者、たとえば「できる」看護師の看護実践能力を学ぶため、教えるため、あるいは学習や仕事の経験を通して「できる」看護師に育つ/育てるためにはどのような前作業が必要になるでしょうか?
医療インストラクショナル・デザイン(医療ID)という問題解決の考え方と方法(テクノロジー)を使うと次のように考えることができます。
「できる」看護師は仕事をどうやって
成績90点(100点満点)の意味付け
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200125午後、患者安全学習ゲームの教材を使った医療ID勉強会を開催しました。その中で出た話題がこの記事のタイトル。
連続5回の学習セッションがあるとします。各回の終わりにテストを行います(100点満点)。A君は5回のテストで90点、90点、90点、90点、90点を取りました。さて、この学習セッション(5回連続セッション)のA君の出来具合は何点になるでしょ
佐伯 胖「人間を科学する」勉強会のお知らせ
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もう何年前から繰り返し視聴しているだろうか・・・。ここ数年はお正月の時期ともう一回、年2回程度視聴するのが習慣になっています。
この講義シリーズは以下から自由に視聴できます(講義ノートもPDFで入手可能)。佐伯胖先生については日本認知学会の紹介をご覧ください。
インストラクショナル・デザインは心理学を背景としているのでなにかの機会に視聴し内容の濃さに
医療教授システムの第一原理はゴールド・メソッドに組み込まれている
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1.はじめに この記事ではまずインストラクショナル・デザインの3つの原理と学習者の捉え方(キャロルの時間モデル)の考え方からゴールド・メソッドの特長を点検してみたいと思います。
1) インストラクショナル・デザインの3つの原理は、以下の論文を参照してください。https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsise/28/2/28
医療教授システム学のゴール
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医療教授システム学はインストラクショナルデザイン(教授システム学)を基盤とする領域横断的なサイエンスであり、以下のゴールを達成することで良質で安全な医療・ヘルスケアの人財的かつ組織的な成長を支援します。
1.医療実践能力を獲得することで自己実現を最大化できる。
2.患者安全を担保する医療実践の手続きを習慣化している。
3.医療実践の手続きと知識セットを
医療教授システム学の構築を始めます
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2007年12月に現在の一般社団法人・日本医療成就システム学会の原型として任意団体・日本医療教授システム学会が誕生しました。
その経緯は以下の図書の第4章医療シミュレーションと教育工学にあります。
日本医療教授システム学会は医療と教育工学との出会いをきっかけに誕生した学会で、とくに教授システム学の影響が強かったことは学会名に教授システムが含まれていることか
操り人形 or タレント
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今朝はInformal Learning(Jay Cross)に戻り読み進んでいます。
昨日はNeuroracerに関する資料を眺めたり視聴したりしていましたが、今日はいつものペースを取り戻してInformal Learningからスタート。
以下、JayのInformal Learningワークショップに参加した人のコメントを引用します。
... Im
目的的な学びはインストラクションに優る
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Informal Leaning(Jay Cross)、読了後再読しています。同時にグリーンブックIV、learner-centered learningを取り出し再読を始めました。
ということで現在の関心はinformal leaning。
その頭を持って那覇の沖縄看護専門学校(おもと会グループ)を訪問しました。訪問の目的は2021年の日本医療教授システ
「あなたの教え方、間違っていませんか? 部下やチームを育てる方法を議論する」1
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これは昨日、第47回日本救急医学会総会・学術集会@東京国際フォーラムの3日目(10月4日)に行われたワークショップのタイトルです。
6題の講演発表に続きディスカッションを行いました(小生は座長2名のうちの一人として参加)。ディスカッションではSlidoを用いて参加者から質問を募り、質問の中から「いいね」が多いものを取り上げました。
すべての質問をカバ
学習に必要な時間を左右する5つの要因について
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今回は学習率を左右する5つの要因について説明したいと思います。
学習率は次の式で定義されます。
学習率=学習に費やされた時間/学習に必要な時間
例1:Bさんがマスターするのに2時間必要な課題に対して2時間勉強した場合の学習率は2/2=1(100%)になるので、この場合、Bさんはその課題を完全習得できる、となります。
例2:Cさんがマスターするのに4時間