Ikegami Keiichi
活動1:三条しただにクリニックを構え地域のすべての求めに対応しています。活動2:医療教授システム学の構築と普及活動。好きなこと:好きな時間に好きなことをすること。いつもハッピー、人生って楽しいね、仲間・家族とワイガヤ大好き。関わりこそが人生だ。気ままに即興で生きています。
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2020 AHA CPRおよびECCのガイドラインと医療ISD(Instructional Systems Design) :救命の連鎖とアルゴリズムを「おぼえる」と「わかる」を区別する
はじめに 救命の連鎖は院内心停止(IHCA)と院外心停止(OHCA)の2つの種類があります。それぞれの救命の連鎖は回復で終わる6つの鎖で構成されています。また救命の連鎖のそれぞれの鎖の中はアルゴリズム(知的技能)と具体的な動作(筋肉を使って行う処置、運動技能)で構成されています。 ガイドラインには救命の連鎖とアルゴリズムについて詳しく説明されていますが、ガイドラインの中にあるのは言語情報という文字で書かれた情報になります。 この記事の話題は、ガイドラインという文字情報
2020 AHA CPRおよびECCのガイドラインと医療ISD(Instructional Systems Design) :IHCAにおける早期認識と予防
はじめに アメリカ心臓協会からCPRとECCのガイドライン2020のハイライトが発表されました。「はじめに」にあるように蘇生教育科学および治療システムに関するAHAのガイドラインの包括的な改訂版になっています。 AHAの国際トレーニングセンターも運営する一般社団法人・日本医療教授システム学会(JSISH)は、G2005以降のCPRとECCガイドラインを教育・トレーニングの視点で学び・導入し・普及してきました。AHAはG2005のECCプログラムをデザインするにあたってイン