イーペン・サカモント

営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジスト。大阪大学卒業後、DNPで営業職・企画職を歴任。2018年に退職後、スタートアップ企業のボードメンバーなど、経営企画、事業推進など様々な経営支援を行う。ブランディングコンサル、フリーライターとしても活動する。現代の陳平とならん。

イーペン・サカモント

営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジスト。大阪大学卒業後、DNPで営業職・企画職を歴任。2018年に退職後、スタートアップ企業のボードメンバーなど、経営企画、事業推進など様々な経営支援を行う。ブランディングコンサル、フリーライターとしても活動する。現代の陳平とならん。

最近の記事

営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#07 「アイスブレイク」を「雑談」だと軽視していないか?

「急に涼しくなりましたねー」、「蒸し暑いですねぇ。夕立でもザァっと来てくれませんかねー」と、クライアントとの打ち合わせで、打ち合わせブースでクライアントの担当者が席にやってくるなり天気の話で雑談を開始する。 なぜこんな他愛もない会話をのっけからするのだろう。ビジネスでのコミュニケーションに天気の話などほぼ必要ないのに、である。 いわばちょっと長めの挨拶程度、という認識で、他愛のない「雑談」から商談がスタートする。 これはいわゆる「アイスブレイク」である。 アイスブレイクは読

    • 営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#06 企画の初手を間違えていないか?

      「企画」は英語で”plan"、"project"、などいくつか当てはまるものはある。 ビジネス的には「プランニング」と言われることが多いかもしれない。 では、”plan”を日本語に訳すと、どうなるか。 ズバリ「計画」である。 (google翻訳だと「プラン」と出た。やるな、google先生) つまり、「企画」は「プラン」、とはちょっと違うのだよなぁ、とモヤっとするわけである。 言葉遊びをしているわけではなく、実際に「企画」というのは何だろう、と考えるとき、やはり「名前」か

      • 営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#05 プレゼンテーションで何をプレゼンしている?

        「プレゼンのウマい人」というのはどんな人物だろう。 そもそも、プレゼンにウマいもヘタも無い、と考えてもらいたい。 よくドラマなんかで、 普段は冴えないが実はかわいい主人公が、「明日プレゼン、頑張れよ」と憧れのイケメン上司から笑顔でエールを送られる、なんてシーンをみることもあるが、 プレゼンは頑張ったとて、採用・受注にいたるかはその中身なので、あんまり意味は、無い。 まずはプレゼンの本質が何か、を解き明かさないといけない。 といっても勘のスルドイ読者諸君はピンと来ているかも

        • 営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#04 ソリューションで解決する主体が間違ってないか?

          「横文字使う人、どうも生理的にダメで」 わかる。 なにかとヨコ文字が出る人、うさん臭く見てしまいがちだ。 そんなヨコ文字トークな人だらけの会合に同席したことがある。 むしろ、勉強になった。「ああ、うまい人は何でもかんでもヨコ文字にせず、『ポイントなんだけど抽象的に位置づけておく言葉』をヨコ文字にしてるな」と。 その代表格が「ソリューション」だ。 さて、ソリューションは日本語で直訳で「解決」「解答」、つまり、「解」である。 「解」は数学で言うと、「たった一つの答」である。 い

          営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#03 「もう一つの戦略」を知らずに戦いを挑んでいないか?

          「彼を知り己を知れば百戦殆からず」 あまりに有名な孫子の一文である。 前節#02では、自社の戦略を認識することの重要性を説いた。 しかし、「もう一つの戦略」を見落とすと、よい結果にたどりつくのは難しい。 つまり、「もう一つの戦略」とはお察しのとおり、「クライアントの戦略」である。 冒頭の孫子の言葉は、この一文だけが有名なので、ついこの一文のみで真理を説いているように考えられることもあるかもしれないが、実際にこの一文には前後があって、前半があり、後半の三文を導いている。

          営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#03 「もう一つの戦略」を知らずに戦いを挑んでいないか?

          営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#02 「戦略」を知らず「戦術」に走っていないか?

          営業人は『ソルジャー』である。 フィールドという戦場でソリューションという武器を持ち、日々戦いを挑んでいる。 ただ、戦争とは違うのは、血なまぐさく人々の命や生活を奪うのではなく、その武器によって消費者の豊かな生活や企業の成功・成長を促すための「闘い」である。 たしかにカッコよく言えばそうだろう。 過去は男性の営業マン(ここでは昭和的に営業マンと言おう)が多かったし、女性の「営業マン」も男性的戦闘態勢で営業に臨まねばならなかった。 しかし、今なら、例えば営業部長が営業活動を「

          営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#02 「戦略」を知らず「戦術」に走っていないか?

          営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#01「営業のミッションが見えているか?」

          営業職なら切っても切れないワードがある。 それが「目標」だ。 「目標」とは「具体的なある到達点」である。 おそらくほとんどの営業人(このダイバーシティの世の中、営業マン、と言わず営業人、と言うことにする)はその目標は「数字」として設定されているだろう。 その目標に到達すればプラス評価となるであろう。 目標を大きく超えたのであれば、当然大きなプラス評価を得られる。 反対に、目標への到達がかなわなければ、評価は上がらない、もしくはマイナスとなる。 通常、目標は「ある一定期間」

          営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジー#01「営業のミッションが見えているか?」

          #00 はじめに 「営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジスト」? 

          「営業マインド」とは何か。 「営業スキル」とは何か。 ひとことで「営業」と言っても様々なスタイル・モデルがある。 「法人営業」、「個人営業」、「ルート営業」「新規営業」・・・ 今なら「インサイドセールス」「フィールドセールス」など。 総じて、「営業」は「仕事を取ること、得ること」で、 「営業活動」とは「仕事を取る、得るための活動」である。 ここでは、 「営業マインド」とは「仕事を取る、得るための考え方・思考方式」と簡単にとらえてもらえれば良い。 「営業スキル」とは、「仕

          #00 はじめに 「営業マインド&スキルエンパワーメントストラテジスト」?