【売れるマーケ】たったひとりのためのセール。
開店○周年記念セール、
クリスマスバーゲン、歳末大感謝祭……。
このような、ありきたりなイベントは、
お客さまも慣れてしまい、あまり集客効果がありません。
余程の特典が無い限り、足を運んでくれません。
また、こうしたイベントの欠点は、
“その場限り”だということ。
お客さまの目的は、
「安いモノがあるかも」「面白いモノが買えるかも」。
お店側の目的は、
「まとまった集客で、まとまったお金が入る」。
こんな目的では、いつまで経っても、
お店は繁盛しません。
そこに、お店とお客さまの
“繋がり”がまったく無いからです。
特に小さなお店は、人との繋がりを築かなければ、
ご愛顧いただくことは不可能です。
イベントを実施するにしても、
お客さまとの“繋がりづくり”を前提にした、
アイデア出しが大切なのです。
商品とお金の等価交換だけしていては、
その場には何も生まれません。
笑顔も、温かさも、和みもありません。
お金をいただいて、終わり。
これでは、お客さまがまた来たいとは思いません。
「このお店が好きだ」「あの女将さんにまた会いたい」
と思ってもらえるような“何か”が必要なのです。
そのためには、もっとお客さまと接触できる機会を
増やさなければいけません。
世間話をする時間、家族のことを話す時間、
一緒に悩む時間、一緒に笑う時間。
できるだけ多くの時間をお客さまと過ごすことで、
より密な繋がりを築くことができます。
そんな機会を増やす方法をひとつお教えしましょう。
『佐藤きよあき 様 感謝セール』。
たったひとりのお客さまのための
イベントを実施するのです。
その日、その時間は、
ひとりのお客さまだけを特別扱いするのです。
超VIP待遇です。
お客さまの誕生日など、
特別な日に合わせて、招待状を送り、
店頭にはセールタイトルを掲げ、お迎えします。
お茶とお菓子を用意したり、
その方の好みがわかっているなら、
特別な商品を特別な価格で提供したります。
たったひとりのお客さまをおもてなしすることは、
大勢のお客さまを相手にするより、難しいものです。
飽きさせないよう、
“間”を持たせる必要があるからです。
これは、接客の訓練にもなります。
ひとりのお客さまを
丁寧におもてなしできるようになれば、
1対1の繋がりも強くなり、
大勢のお客さまとも繋がっていくことができます。
1年で、365人のセール。
時間を分割すれば、
2倍3倍のお客さまの個人セールが実施できます。
そのすべてのお客さまが、VIP待遇を味わうことになり、
「好きなお店」と言ってもらえる可能性も高くなります。
ひとりひとりのお客さまを大切にする、
究極のアイデアです。