【マーケ基礎】素材は足で探せ!
一流の料理人は、素材の産地に出掛けて、
作っている土地や作っている人をじっくり見てきます。
土に触り、もぎ立てをかじり、
船に乗り、鮮度を確かめたりすることで、
お客さまの欲する味を生み出すことができるからです。
足を運ぶことで、
その素材が持つ本当の良さを知ることができるのです。
お客さまを笑顔にする、美味しい料理を作るためには、
自分の足で産地を歩くことが大切なのです。
メーカーや問屋から仕入れる商品に依存していると、
マンネリとなり、
何のこだわりも無い商売を続けてしまうことになります。
お客さまに喜んでいただくことが、
商売人としての志だったはず。
それを忘れて、
儲ける方法ばかりを考えてしまっています。
これでは、お客さまの笑顔を見ることはできません。
自分の納得できるモノを探し出すのは、
骨の折れることです。
しかし、見つけた時の喜びは、
何物にも代え難いものです。
「これで、お客さまに喜んでもらえる」
と、ワクワクしてくるものです。
もし、納得できるモノに出逢えなければ、
“こんなものを作って欲しい”“あんなものを作りたい”
と、産地(メーカー)の人に
お願いしてみれば良いのです。
相手が本当のプロなら、話に乗ってくれます。
新しい可能性に挑戦してくれるはずです。
「無理だ」といきなり拒否するようなところなら、
取り引きをやめても良い相手です。
どこを探しても見つからないようなら、
自分で作ることを考えても良いのではないでしょうか。
料理人が畑を作った。
そば職人がそばの栽培を始めた。
こんなことは、結構ある話です。
徹底的にこだわる人は、そこまでやってしまうものです。
それが、本物というものです。
お客さまを笑顔にするために、
自分の足で納得できるモノを探し、
それでもダメなら、自分で作る。
そんな姿勢、意気込みが大切なのだと思います。
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