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マーケティング基礎講座

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2021年1月の記事一覧

商業空間の創り方・レイアウト。

お客さまに来ていただく、愛されるお店にするには、 どうすれば良いのでしょうか。 あなたなら、 商品以外でどんなチェックポイントが浮かびますか? ●入りやすい●選びやすい●買いやすい ●雰囲気が良い●明るい…… 漠然と、こんな言葉が出て来ますよね。 でも、それをどう具体化するかが素人にはわかりません。 入りやすいって、どういうこと? 選びやすいって? 店舗というのは、 お店とお客さまとのコミュニケーションの場です。 お買い物や飲食を楽しんでいただき、 生活提案など

お店は、地域の人びとのために。

「地域の人びとに対して、どのように貢献するのか。 社会の中で、どんな役割を果たせるのか」 これは、格好をつけているわけでも、 建て前を言っているわけでもありません。 お店を創る上での基本中の基本。 絶対に忘れてはならないことです。 “自らの利益を優先する商売” “ひとりよがりの商売”をやっていては、 地域の人びとからの支持は得られません。 地域の生活者が望むモノ・サービスに 応えることができてこそ、 支持を得て、商売人として成功するのです。 お客さまに喜んでいただ

時代を読めば、売れる品揃えが見えてくる!

消費者の購買行動を読むと、 必要なモノを、便利なモノを、 という欲求はすでに無くなろうとしています。 「楽しそう」「面白そう」「気持ちよさそう」という 感性や気分が優先されています。 これらをうまく商品と組み合わせることができれば、 お客さまに魅力を感じていただけます。 抽象的なようですが、 これを具体的なイメージに置き換えることで、 店づくりや品揃えを充実させることができるのです。 具体的なイメージとは…… お客さまが「どんな時に」「どんなモノで」 「どんな気分を

店舗は商品であり、最大の広告媒体。

店舗づくりの出発点は、 「店舗そのものが商品である」という発想からです。 それは、どういうことでしょうか。 お店は、モノを売るための単なる器ではありません。 コンセプトを表現する場であるとともに、 買い物・飲食を楽しんでいただく場でもあり、 生活提案などの情報発信基地であり、 また、お客さまから情報をいただく場でもあります。 お店の機能・イメージは、 売り上げを左右する大きな商品だと考えるべきです。 さらに、お店自体が最大の広告媒体であることも 忘れるわけにはいきま

ストア・コンセプトを創れ!

“ストア・コンセプト”を簡単に言うと、 「経営理念&店の方向性&枠組み」のことです。 “私は、こんな商品を、こんなお店で、こんな売り方で、 そして、お客さまにこんな役立ち方をしたい” という基本的かつもっとも重要なポイントです。 お店づくりで、 一番時間をかけなければならないところです。 あなたのお店、創ろうとしているお店は、 このストア・コンセプトを ハッキリと言うことができますか? もし言えないようなら、すぐに考え直すことが必要です。 しかし、そのコンセプトがひ

女性主導型社会でのお店づくり。

“女性に受ける”この言葉を忘れて、 現代の市場で生き残るのはとても難しくなっています。 女性の社会参加が進むにつれて、 元来おしゃべり好きな女性は、 ますます声高に自分の意見を主張するようになりました。 そこには、とてつもないパワーがあり、 まわりを圧倒しています。 女性の言葉には、感情的な部分も多々ありますが、 あまり男性が気づかない「きめ細かさ」も持っており、 社会も納得できる主張が多いのです。 みなさんの身近なところを見ても、 女性主導であることがわかると思いま

人間の欲求には、2つのタイプがある。

人間には、2つの欲求があります。 1つは、“必要だ”というもの。 もう1つは、“欲しい”というもの。 これを消費行動に置き換えると、 「生活するための消費」と「楽しむための消費」 に分けることができます。 大まかに分けると、 食品や日用品は、生活するためのもの。 外食やレジャーは、楽しむためのもの。 しかし、 この2つがすべて明確に分けられるものではありません。 生活消費の中にも楽しさを求める場合もありますし、 その逆もあります。 モノ・サービスを売るお店は、