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2023年12月の記事一覧
[ブロードウェイ感想] Hadestown
概要
日本にそのうち上陸しそうでまだ上陸していないイチ押し作品。ギリシャ神話のハデス王とペルセフォネ、エウリュディケとオルフェウスの2組のカップルのラブストーリーが軸になったやや比喩的なミュージカル。地下の世界/冥界が化石燃料と貨幣経済がモチーフの工場となっている。よく回転するインダストリアルなテイストの小さめセットが舞台で、ミュージシャンも物語に参加はしないがその場に居合わせる。冒頭からヘル
[舞台感想] Sleep No More
概要
McKittrick Hotelと見立てられた建物丸ごと舞台になっている無言劇、主にコンテンポラリーダンス。観客は写真の仮面をつけることでモブとして建物内を自由に動き回ることができる。演者はそのresidentsとして場所を移動しながらストーリーを進めていて、ストーリーは主にシェークスピアのマクベス(タイトルもその一節)、加えてヒッチコック映画のレベッカとスコットランドの魔女裁判が組み合
[舞台感想] オレゴン州シェークスピアフェスティバル2023
当初、フィッツジェラルドの記念館があるアラバマ州への旅行を計画していた際にシェークスピアフェスティバルなるものを知り、せっかくなら一番有名なのを体験しようということで、イエローストーン国立公園の前にぶち込んだものでした。とりあえず観劇は心が落ち着く。
1935年に発足した全米最大かつ最古の劇団で、トニー賞受賞歴もあるとのこと。場所はオレゴン州のアシュランドです。世界的な知名度を誇るとのことで
[ブロードウェイ感想] Beetlejuice
概要
つい最近日本でも公演されていた、ティムバートンの同名映画がベースのミュージカル。ツアー公演をボストンで観ました。ビートルジュースという孤独なトラブルメーカー、今一つ決断力がない幽霊夫妻、自分の世界でいっぱいの父親とその新しいパートナー、といった残念な大人たちを半面教師にしながら、また、彼らと協力しながら、主人公の女の子が母親を亡くした欠落感を克服し、成長していく物語。ビートルジュースが色