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かおかお【共同運営マガジン】

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か…「構いません」 お…「おかげさま」 か…「代わりに」 お…「お互い様」 そんな言葉が飛び交う居場所ってステキだなぁと思うのです。 記事という【顔】を合わせて、【顔見知り】…
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#現代詩

共同運営マガジン【かおかお】発刊のお知らせ

共同運営マガジン【かおかお】発刊のお知らせ

どうも。伊田錦です。

この度、共同運営マガジン【かおかお】を発刊することになりました。

少し不思議なマガジンのタイトル。

僕なりに意味を込めてみました。

か…「構いません」
お…「おかげさま」
か…「代わりに」
お…「お互い様」

そんな言葉が飛び交う居場所ってステキだなぁと思ったんです。

何をしても、しなくても。

「構いませんよ。」

あなたが居てくれるから、わたしはここにいる。

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【詩】「この日常」

【詩】「この日常」

朝目覚めて
口許を汚した血を拭う
もうたいしたことのない儀式

思い悩んでも時間は過ぎていく
一瞬一瞬が積み重なっていく

パンにバターを塗りながら
新聞のろくでもない記事に目をやる
TVは天気予報に価値を付け加えてる

振り返っても過去には戻れない
だから後悔が消えない

どれだけ誰かと言葉を交わしても
満ちることのない僕の中の月

どんなに欲しがっても焦がれても
もう手に入れることができない

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【詩】「自信のなさそうな顔」

【詩】「自信のなさそうな顔」

幼い頃のように転んで肘や膝を擦りむかなくなったかわりに
きっと今の僕には分からぬ何かをなくしたのだろう

鏡を見て思うよ
どうしてこんなに自信のなさそうな顔をしてるんだろう
思いの隙間に「ためらい」が入っていつからか臆病になった
素肌の心によけいな言葉を纏っていつまでも嘘つきなままだ

どれだけ自分をさらけだしてもそれを自分が一番信じられない

幼い頃のようにはしゃいで窓ガラスやベッドを壊さなくな

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再掲【詩】「足りない」

再掲【詩】「足りない」

まだ足りない
君はまだ全て僕に言ってない

あぁ全てじゃなくてもいい
たった一言だけで全て足りるよ

まだ足りない
僕はまだ全て君に言ってない

あぁ全て君に見せたい
一言でも多く君に見せたい

二人持っているこのもどかしさ

まだ足りない
聞き足りない 言い足りない

まだ満たない
きっとずっと満たない

満ち足りてはいけない二人の行方

まだ足りない
全て欲しいけど 全て求めてはいけない

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【詩】「嘘をついた」

【詩】「嘘をついた」

あなたが好きだと嘘をついた

あなたは綺麗だと嘘をついた

また逢いましょうと嘘をついた

もう忘れられないと嘘をついた

そんな僕の言葉をあなたはとうの昔に見抜いていて
それでも微笑んでいた

泡沫の日々に重ねた泡沫の言葉をそっと呟いてみた
ただ分かったのは

あなたの笑顔も嘘だったということ

【詩】「夜を越えて」

【詩】「夜を越えて」

もうシャッターが下りた店が並ぶアーケードを歩く
寝ないままに過ごした夜はもうすぐ浅くなり朝になる
ざわめきは気だるくなったけど途切れることはない
携帯振りかざす人が散らばる橋に花束たちは萎れてる

数えるのが馬鹿らしくなるくらいジョッキを空けて
久方ぶりの吉報を祝って待ち続けた自らを労わった
既に色褪せた思い出に醒めながらも縋り続けていた
そんなモノクロの過去の一つを僕はようやく塗りかえた

どれ

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再掲【詩】「憂鬱」

再掲【詩】「憂鬱」

TVニュースの映像に心が沈む
敢え無く消えた人たちの生の一片が
胸を締め付ける

生きていくことって時に残酷だと想う

眠れなくて起き上がり
ベランダから見上げた夜の空は
こんな街でも綺麗過ぎて痛くなる

ずっと憂うよ
時を重ねるそのことに
例え笑いながら過ごせる毎日でも

ずっと憂うよ
人を愛するそのたびに
例え幸せが僕を取り巻く日々でも

何気ない誰かの言葉に心がひび割れる
そんな風にして僕も

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【詩】「take cover」

【詩】「take cover」

そのカバーを手にとった時
好奇心を起こしたらダメだったんだ
その手触りに立ち止まったら
ダメだったんだよ

いつだって物事は期待通りには
進まない
僕と誰かのイキどころは
めったに重なることはなく
お互い中途半端な残り火を抱えるように

「それでも」を繰り返し唱える
言い訳は惨めなものだと分かってて
目の前にしたら何もかもが吹っ飛んじゃう
地団駄踏むリズムが
どっかで聴いたことのある曲みたいだ

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【詩】「たぶん恋心」

【詩】「たぶん恋心」

いつ逢えるだろう?
そんなことを考えてしまう自分がいるのは久しぶりなような気がする

この殻の内は
いくつになっても「あの時」のままで止まってるみたい

いくつになってもその切なさしか見つけることができないみたい

また静かに戸惑いが拡がっていく

いくつになってもその戸惑いに慣れることがどうしてもできなくて

【詩】「Birds」

【詩】「Birds」

逃げた鳥はどこに飛んでいったのだろう
残された鳥はどんな涙を流したのだろう

鳥かごから小さな部屋へと鳥たちを囲む壁が遠ざかった
でも飛ぶことを忘れてしまい鳴くことしかできなかった
時間は翼を固めてしまっていた

飼い主がくれる「愛情」とは何なのか分からなかった
画一化された餌と水をついばむことが日常だった
時間はナニカヲカエテナニモカエズニスギル

そっと開いていた窓から一羽は飛んでいった
固ま

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【詩】「僕を救う」

【詩】「僕を救う」

ただ
ただ
そっと そっと
つぶやいてみる

何も届かない静けさの中だけど
君を想う その揺らぎが 
僕を救う

何も響かない寂しさの中だけど
君を想う その震えが
僕を救う

再掲【詩】「sharp」

再掲【詩】「sharp」

デスクに散らばった数枚のレポート用紙
ボールペンで書き込まれた数字と文字
エクセルには落とさない
いくつかを忘れるとしても頭に叩き込むつもり

メールにはロックをかけている
そのドアを開ける鍵に
思い当たるヤツはなかなかいないだろう

ニュースをクリックして訃報を次から次へと見ていく
人は意外とあっさりこの世界から去っていく
そう言い切る理由は僕が対象の歴史を知ろうとしないからだ

リンクは思いが

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【詩】「Jealousy」

【詩】「Jealousy」

電話をかけてすぐにつながるのは留守電で
僕の恋してる相手はメッセンジャーかと
拗ねた発想をしてしまう

今どこにいるのさ?
つながるのならそう聞きたいよ
でも聞けないままに一人の夜は暮れていく

はじめから分かっている
僕は勝ち目の殆どない恋に落ちていることを
ある意味諦めてる部分もあるよ
それでも理性とは別の感情と言う名の僕のモチモノが
君を欲しいと暴れてる

君と過ごしてる誰かに嫉妬してる僕が

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【詩】「初恋」

【詩】「初恋」

叶わない恋でよかった
僕は君の仕草や言葉に絶望しながらも
少しずつ少しずつ君を求めて這い上がるよ
それだけが生きる意味だと思えるならば

今はまだ君しか見つめられない瞳でいい
弱々しい心じゃ太陽に灼かれてしまうから
君の微笑みの裏のヤミを見透かすだけでいい

君は僕の知らない街で大人になっていた
二人で共に走り抜けた幼い夏はもう遠い
僕の想いはまだ君にしか恋してないけれど

つれない言葉でよかった

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