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【詩】「自信のなさそうな顔」

幼い頃のように転んで肘や膝を擦りむかなくなったかわりに
きっと今の僕には分からぬ何かをなくしたのだろう

鏡を見て思うよ
どうしてこんなに自信のなさそうな顔をしてるんだろう
思いの隙間に「ためらい」が入っていつからか臆病になった
素肌の心によけいな言葉を纏っていつまでも嘘つきなままだ

どれだけ自分をさらけだしてもそれを自分が一番信じられない

幼い頃のようにはしゃいで窓ガラスやベッドを壊さなくなったかわりに
きっと今の僕には分からぬ何かを壊したのだろう

写真を見て思うよ
どうしてこんなに自信のなさそうな顔でいるんだろうと
気持ちの核(コア)に「とまどい」が入っていつからか走れなくなった
素直な感情によけいな言い訳をつけていつまでも嘘つきなままだ

どこまでも自分をさらけだせばいつかは信じることができるのだろうか

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