リワーク日記16 過去や自分と向き合うと気分が不安定になることもあるという実話
暑かったり雨が降ったり、今年の夏も疲れますね。気温が30℃を超える日が年に数日しかなかった頃でさえ、夏バテという疲労現象が知られていましたので、これだけ過酷な暑さの続く近年は夏バテの度合いも大きくなっているかもしれません。たとえ熱中症にはなっていなかったとしても、注意が必要です。大人も暑さが収まるまでは夏休みにした方が良いのではないかとも思うくらいです。
さて、リワークの方では突然、心の熱中症でダウンしてしまいました。本物の熱中症ではなく、急に気持ちがダウンしたということです。
リワークも休みました。
どうして気持ちの落ち込みが発生したのかというと、過去のことについて向き合ったことがきっかけです。
自分が囚われやすい感情を意識して向き合った際に、自分が人と話をするのが怖いと思っていることが分かり、それが過去の出来事に起因していることに気がつき、その時のことを思い出してダウンしてしまったのです。
これはまずいと思うほど動揺して気分が塞ぎました。
主治医に相談したところ、集中して過去や自分に向き合うと思わぬ経験を掘り起こしてしまいダウンすることがあると言うことでした。とりあえず一呼吸置いてみることになりました。慌てて深刻に捉えすぎて何かするのではなく。
これが振り返りのリスクなんですね。眠っていた過去を不用意に叩き起こしてしまうという。びっくりしました。
しかし、ここで機動的に休みを取れたのは良かったです。無理をせずに周囲に不調を申告して一息つく練習ができたと思います。
と言うことで、振り返りをするときは1人ではなくリワークのスタッフさんが目が届く範囲にいるときに留めておくのが良いですね。
ちなみに、もしこの不安に何かしらの対処をするとしたら、専門のカウンセラーにカウンセリングしてもらって不安を解きほぐしていくか、薬で不安を和らげるかだそうです。どうしても必要ならそうした対処方法を考える事になります。
まあ、カウンセリングも不用意に余計な過去を掘り起こしてしまうリスクを抱えているとも言えるので、対処をするとなれば慎重に検討しないといけないみたいです。
リワークって専門的です。1人でやるのではなく専門家たちの助けをかき集めてやるものだと改めて思いました。