観測から到達へ
ガリレオ・ガリレイの『星界の報告』(1610)は、筒眼鏡により月を詳細に観察した記録として名高い。
そして1969年に、アポロ11号が月面に着陸した。
『星界の報告』から359年後のことである。
一方、2019年には国際的な研究チームが、ブラックホールの撮影に成功している。
単純に考えると、それから359年後の西暦2378年頃に人類はブラックホールに到達できるかもしれない。
実に楽しみである。
ところで、『星界の報告』でガリレイは地動説を支持したため宗教界から弾圧を受けた。
ブラックホール撮影に関しては、どの方面からも特に弾圧はないと思われる。
平和に研究ができて良い時代だとも言えるが、現代人のパラダイムを揺るがすほどの衝撃的な出来事ではなかったということなのか?と思い悩む。
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