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『よくがんばりました。』喜多川泰
同居人は教員だったころ、学級文庫に喜多川さんの本を置いていたという。
私はその話を聞くまで喜多川さんのことを知らなかった。
学級文庫は家に引き上げてきたから、家にはたくさん本があるけど、今にいたるまで読んだことがなかった。
そんなとき、近所で喜多川さんの講演会があるというので、参加することになった。
講演会に行くというのに著書を読んだことがないというのはいかがなものかと思って読んだ一冊。
『僕の狂ったフェミ彼女』ミン・ジヒョン(加藤慧訳)
目を惹く鮮やかな黄色の表紙。タイトル。
書店で見かけ、おもわず手に取った。
結局、韓国でも日本でも吐き気を催すようなミソジニーは大差ない。
韓国では「メガル」、日本では「フェミ」がフェミニストの蔑称として使われ、フェミニストであることは不名誉なことであるかのように語られる。
本著の主人公とその友人のような「ハンナム(ホモソーシャルのなかにいて家父長制とミソジニーを内面化した男性)」は、両国