華々しい経歴の裏にあった苦労 ―ブレイバーズでの1年目を終えた。昨季を振り返ってみると? 独立リーグからNPBに行く選手なんて、ほんまに一握りだと思うんですよ。厳しい世界なんで。その一握りになるためには、順位と個人成績が何よりも大事なはず。昨季はそれが伴っていないシーズンだった。だから選手たちには、もっと危機感をもってやってほしいですね。 ―桜井コーチ自身は、PL学園から阪神に入団するという華々しい経歴の持ち主だ。 そんなことないです。こう見えても結構、苦労してま
「諦める姿をファンに見せるな」 ―監督就任から1年がたった。2023年を終えての感想は? 悔しい結果に終わったシーズンでしたね(※順位は4位)。チームとして成長は感じましたが、他チームがそれ以上に強くなっていました。とくに序盤で出遅れたのが痛かったです。選手の信頼に応えることができなかった僕にすべての責任があると思います。独立リーグはあくまでプロ野球。監督として、もっと非情になるべきだなと感じています。 ―チームの雰囲気は見違えるほど良くなった。 「たとえ負けていた
ブレイバーズ初のホームラン王 ――シーズンに入ると本塁打を量産。打順は8番から4番まで上がった。 僕自身、ホームランを8本も打てるなんて思っていませんでした。山川監督のアドバイスが大きかったです。例えば「シンプルに」という監督の言葉。プレー中でも考えすぎてしまうのが僕の短所だったので、この一言でかなり楽になりましたね。 監督からは、打撃は2割でいいから守備に8割の意識を持つようにと言われていました。守備に集中する中でも、打撃で好成績を残せたのは良かったです。監督いわく「
カトー選手の未来をクラファンで ブレイバーズは、5月5日から7月3日まで、目標額300万円のクラウドファンディングを実施いたします。いただいたお金のうち200万円は、所属するカトー選手の滞在・生活費用にあてます。 (お申し込みは下のリンクから!https://www.spportunity.com/hyogo/team/703/detail/) カトー選手はウガンダ出身の16歳、今季で所属2年目になります。1万キロ離れた日本でのプレーを選んだ理由は「家の仕事を手伝わなけれ
昨季は指名叶わずも「気にしていない」 ――昨季はNPB6球団のスカウトが訪れたが指名はならず。そのときの心境は? 正直なところあまり気にしていません。指名の気配もなかったですし。今の僕がプロに入っても全く通用しないな、と感じていた面もあります。悔しい気持ちもありましたが、それでは折れません。 指名されなかった後も、変わらず野球に集中してきました。一日一日、やるべきことに向かって全力投球するだけです。そうすれば、結果は必ずついてくるはずなので。 ――昨季を振り返ってみる
桜井広大加入!打撃コーチ就任 兵庫ブレイバーズに元NPB戦士がまた加わる。1月26日、元阪神タイガースの桜井広大さんが、打撃コーチとして入団することが発表された。山上直輝投手コーチとともに、山川和大監督をサポートしていく。ブレイバーズに所属するNPB出身の選手・首脳陣は山川監督・坂本工宜(いずれも読売ジャイアンツ)の2名、桜井打撃コーチで3人目となる。 桜井新打撃コーチのお披露目となったのは、2月1日に三田市民センターで行われた「2023年新入団選手会見」だった。180
自主トレ開始、2023年シーズン開幕!! 自主トレ開始!新体制に期待 1月11日、ブレイバーズは三田市で自主トレを行った。20名をこえる選手たちが、開幕に向けて汗を流す。ノック練習は1時間弱行われ、その後は球場外をランニング。昨季より練習メニューは明らかにきつくなっている。山上直輝コーチは「『勝てるチーム』というのを作る。全勝できるような」と語った。妥協の余地はない。「競争はすでに始まっている。どの選手が動けているか、いないかはしっかりと確認している」とニヤリと笑う。
新年のご挨拶 皆さま、新年あけましておめでとうございます。昨年も温かいご声援を送ってくださり、改めて感謝申し上げます。とくに西脇市・神戸市・三田市では、多くの方々が、試合観戦に訪れてくださりました。今季も引き続き応援よろしくお願いします。 「兵庫ブレイバーズって何?」という方も、たくさんおられると思います。この広報誌やTwitter、Instagramなどで情報発信を行っておりますので、気が向いた時にご一読ください!そして、試合観戦に足を運んでくださると嬉しいです(笑)
久保選手へ7ヶ月ぶりのインタビュー! シーズンの中で感じた「ブレイバーズ」の姿について聞きました! 過去のインタビューと読み比べてみても面白いかも?! ⇩ 久保「ラスト登板も真っ向勝負」 9月29日、アメニスキッピースタジアムでの全体練習。次の日のラスト登板に向けて、久保は汗を流していた。ランニングで体を温め、小笠原智一選手とキャッチボール。ブルペンではリズム良く40球近くを投じた。 ラスト登板に向けての意気込みを問うと、「真っ向勝負で挑みたい。相手チーム
「花火ナイター」開催! 夏の夜空に百発の花火 8月6日、今年もブレイバーズの夏がやってきた。あじさいスタジアム北神戸で、3年連続となる「花火ナイター」が行われたのだ。来場したお客様の数は217名にものぼった。間隔があきつつも、大きな空白はないといった球場の混み具合。球場の周辺では300人ほどが花火を待っていた。 八回裏終了時、100発の花火がライト方向に打ち上げられた。一発上がるたびに、客席から大きな拍手が響き渡る。その美しさに思わず「めっちゃ良いやん」と声を漏らす少
首位打者 明光 後半戦に入りつつある。熾烈な優勝争いにも目をひかれるが、選手個人の成績が気になり始める時期だ。各成績のトップは、ほぼ堺シュライクスの選手で占められている。兵庫ブレイバーズの選手は見当たらない、ある一人を除いては。 明光竜之介、関西独立リーグ首位打者だ。7月13日時点で、打率は3割5分4厘とトップを快走。長打こそ少ないながら、安打を量産。一試合で4安打を放つ日もあった。 開幕当初こそ、扱いは「準レギュラー」。ベンチを温める日も多かった。しかし結果を
目標額100万円のプロジェクト 兵庫ブレイバーズはクラウドファンディング(以下、クラファン)を実施しております。期間は9月2日から10月18日までです。目標額は100万円となっております。 クラファンは初めての挑戦です。皆様からの温かいご支援がいただければ幸いです。 詳細については以下のリンクからご確認お願いいたします。 Spportunity「兵庫ブレイバーズの支援プロジェクト」(https://www.spportunity.com/hyogo/team
圧巻の投球だった―― 5月24日に行われた公式戦、ブレイバーズの対戦相手は今季好調の06ブルズ。5回終了までに1対3と苦しい試合展開だった。しかし6回表、先頭の柏木が四球で出塁したのを皮切りに打線が爆発。相手の守備の乱れもあり、一挙6点を奪い逆転した。 迎えた6回裏、先発の式田に代わり、中村巴瑠がマウンドへ向かった。相手に流れを渡してはいけない大事な場面だが、中村は先頭の孫入選手に対し、フルカウントまで粘られてしまう。去年の中村ならば四球を出す、もしくは無
”イップス”からの脱却 4月15日(金)の関西独立リーグ公式戦。兵庫ブレイバーズは開幕戦から勝ち星なしの4連敗。何としてでも、今季初勝利をつかみ取りたい一戦だった。 1回表、5番梶木が1アウト満塁からレフト前へタイムリーを放ち、ブレイバーズは2点を先制した。先発投手の式田は、打たせて取るピッチングで五回を無失点に抑えた。6回には、変わった染矢が相手打線を無失点に抑える好リリーフ。 そして7回裏、ブレイバーズの2点リードで迎えたこの回、マウンドに上がったのは三年目の
関西独立リーグの2022年シーズンも開幕を迎えました。ファンの皆様、今季も応援よろしくお願いいたします! 今月号で特集するのは、3月4日にブレイバーズへの復帰が発表された山川和大選手です。2016年まで前身球団「兵庫ブルーサンダーズ」に所属し、リーグでもチームでも史上初めてNPBからのドラフト指名を受けた“関西独立リーグの英雄”に、プロ時代のことも含めて色々な質問をしました。 山川選手へのインタビュー もう一度、納得のいく投球がしたい ――昨年10月に読売ジャイ
昨季3位に終わった悔しさをバネに、開幕へ向けて必死に練習する若い選手たち。2月17日(木)の全体練習では、そんな若武者たちに混じって、一人で黙々と練習に取り組む久保選手の姿がありました。 NPBでは、ロッテで新人王を獲得。阪神では2010年に14勝。横浜では2014年に最多勝争いを繰り広げたという、輝かしい実績の持ち主でもあります。しかし、本人は自分の成績など、どこ吹く風といったご様子。飄々と野球を楽しむ久保投手の現在地を皆様にお伝えします。 久保選手へのインタビュー