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桜井広大、入団!&必勝祈願・新入団選手会見 ブレイバーズ通信 2023年3月号

桜井広大加入!打撃コーチ就任

 

山川監督(左)と桜井コーチ

兵庫ブレイバーズに元NPB戦士がまた加わる。1月26日、元阪神タイガースの桜井広大さんが、打撃コーチとして入団することが発表された。山上直輝投手コーチとともに、山川和大監督をサポートしていく。ブレイバーズに所属するNPB出身の選手・首脳陣は山川監督・坂本工宜(いずれも読売ジャイアンツ)の2名、桜井打撃コーチで3人目となる。


新入団選手会見での集合写真

桜井新打撃コーチのお披露目となったのは、2月1日に三田市民センターで行われた「2023年新入団選手会見」だった。180センチ、90キロと鍛え抜かれた肉体は健在。ひときわ存在感を放つその姿は、かつてNPBで活躍した往時を思い出させるのに十分だ。

昨年までは、ライバルチーム「大阪ゼロロクブルズ」で監督をつとめていた。外から見たブレイバーズはどうだったのか。「最下位のチーム、結果を出せていないと感じた」と率直に話す桜井コーチ。「戦術面も含めて監督と相談しながら、ブレイバーズを優勝に導けるように貢献したい」と締めた。

「阪神ファンだったので桜井さんのプレーも甲子園でよく見ていた」「技術・経歴、すべてが僕より上だと思う」と語るのは山川監督。指導者としての経験も長い桜井コーチとどう向き合うのか。「頼りすぎることはないように。でも相談はさせてもらう」


一方の桜井コーチ。昨年まで現役だった山川監督の印象については「すごくいい選手だなと思っていた」「非常にしっかりとした姿勢で野球に向き合う方。さすが元プロだな」とのこと。山川監督の下で指導ができる喜びを胸に、一丸となってチームを盛り上げていくと意気込んだ。


会見終了後、報道陣からの取材に応じる桜井コーチ。


「三田は寒いけれども人は温かい」、街の印象についてはこう話した桜井コーチ。新たな環境で桜は咲くのか。今季のブレイバーズから目が離せない。

(取材日:2月1日)


新入団選手会見、20名が入団


金東俊選手

「2023年新入団選手会見」では、桜井コーチ以外にも20名の新入団選手たちが、ブレイバーズの一員としてスタートを切った。会見では各選手が壇上の中央に向かい、それぞれの抱負を話した。マイクをつけ忘れてしまう者もいたが、どの選手も堂々とした話しぶり。最も多かった目標は「NPBへの入団」だった。


韓国出身の金東俊選手は「ブレイバーズを代表する選手になりたい」と日本語で話してくれた。身長162センチの花田拓斗選手は、周囲より低い身長である悔しさをバネに、野球を続けてきたそうだ。高校の先輩でもある山川監督は、166センチと小柄でもNPB入りを果たした。「憧れの存在」だという監督の下で、自らもNPBへの切符をつかみ取る。


関アンディ選手

およそ1年ぶりの復帰となるのは関アンディ選手。もう一度野球に挑戦したくなったため、ブレイバーズへの再入団を選んだという。目標を尋ねると「まずは本契約を勝ち取ること。シーズン終わりごろにはクリーンアップで打てるように」と真剣な表情で話す。一度は諦めた夢・失った信頼、取り戻さなければならないものは多い。かつての4番打者が再始動した。

(取材日:2月1日)


三田天満神社で必勝祈願


手前で一礼するのは山川監督

2月4日朝には三田天満神社で毎年恒例の必勝祈願を行った。新型コロナウイルスが落ち着いてきたため、今年は参加人数を絞らずに実施。30名を超える選手たちが参加し、リーグ優勝とドラフト指名を祈願した。

午前9時ごろ、生田真宮司の下で必勝のご祈禱が始まった。生田宮司による、おはらいと祝詞奏上に続いて、山川監督が玉串を奉納する。そして二拝二拍手一礼し、今季のリーグ優勝を誓った。続いて田中キャプテンが、選手代表として玉串を奉納。それに合わせて他の選手たちも起立し、二拝二拍手一礼を行った。


田中悠聖キャプテンに絵馬を見せてもらった


祈願が終了した後、監督とキャプテンが絵馬に今シーズンの抱負を書き、境内の絵馬掛所に奉納。監督は大きく「優勝」の2文字を、キャプテンはスマホで漢字を丁寧に確認しながら「リーグ優勝 NPB入り」と書いた。

坂本工宜選手


参加した坂本工宜選手は「肩と肘の状態は良く、先発として120イニングは投げたい」。山川監督も「今年は一番投げてもらう。最低でも100イニング」と期待を隠さない。読売ジャイアンツに同期入団した2人は大の仲良し。しかし今では監督と1選手という関係性に。それでも坂本選手いわく「敬語なら口をきかないと言われました(笑)」とのこと。立場は変わったとしても、友情は変わらない。

前日の3日夜には節分祭の豆まきが、同じく三田天満神社で開かれた。ブレイバーズからも8名が参加し、鬼役として豆を投げられた。甲斐将恭選手もその中の1人だ。「1万発は(豆を)受けた」と甲斐選手。NPBという「ソト」の世界へのきっかけをつかめるか。「甲斐はソト」の1年となることを祈ろう。

(取材日:2月4日)


開幕戦は4月2日、花火も打ち上げ


開幕戦は4月2日から。写真の投手は坂本工宜、野手は田中悠聖

兵庫ブレイバーズの本拠地開幕試合は4月2日に決まりました。場所はアメニスキッピースタジアム(三田市)。17時に試合開始の予定です。対戦相手は淡路島ウォリアーズ!今季から加入された新チームです。


開幕戦では「花火ナイター」を開催します。市内の小学校からイラストを募集し、その中から選んだものを、花火として実際に打ち上げます!この「イラスト花火」プロジェクトは昨年に続いて行います。


さらにスペシャルゲストが来られるかも?!詳細は追ってお知らせします。山川監督の下で初となる公式戦、絶対に負けられません。

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