番外 こんな本を読んできた 6 大学で読んだ本
『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。第六回は大学で読んだ本。
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私が入学したころは、まだ学生運動がはげしかった時期です。あさま山荘事件が2年生の時だったと思います。マネゴトみたいなことをしたことはありますが、セクト争いがイヤで尻尾をまいてとっとと逃げました。大学でも女子にはもてませんでした。
大学に入ってから、読む本の量が飛躍的に増えています。とくに、日本文学については、興味を持った作家は全部読むということをやっていましたので、次の人たちは、当時刊行されていたものはほとんど読んでいます。
安部公房・五木寛之・江戸川乱歩・遠藤周作・大江健三郎・川端康成・北杜夫・太宰治・筒井康隆・野坂昭如・福永武彦・松本清張・三島由紀夫など。
また、次の作家はそれぞれ何冊ずつかは読んでいます。昭和期の作家が中心ですね。
芥川龍之介・有吉佐和子・石川達三・石坂洋次郎・石原慎太郎・石牟礼道子・泉鏡花・稲垣足穂・井上ひさし・井上光晴・江藤淳・大岡昇平・大庭みな子・小田実・開高健・加賀乙彦・金子光晴・倉橋由美子・黒井千次・坂口安吾・志賀直哉・島崎藤村・柴田翔・高橋和巳・高村光太郎・武田泰淳・立原正秋・檀一雄・辻邦生・長塚節・中原中也・中村真一郎・中村光夫・野間宏・花田清輝・埴谷雄高・原民喜・樋口一葉・北条民雄・星新一・堀田善衛・真継伸彦・丸谷才一・水上勉・宮沢賢治・武者小路実篤・安岡章太郎・山口瞳・吉行淳之介・吉本隆明・李恢成・渡辺淳一。
ほかにもいると思いますが、思い出せません。
漱石を本格的に読んだのは社会人になってからです。鴎外は、史伝は読めていないのですが、即興詩人(アンデルセン)の翻訳小説などを読んでいます。
海外では、カフカ・カミュ・ドストエフスキー・ヘミングウェイ・ヘッセなどなど。
SFは、小松左京の初期長編、半村良など。
文学以外では、専門の関係で法律関係のエッセイを多く読んでいました。そのほか、心理学・社会学・経済学関係の読み物など。思想・哲学では、定番のカント・デカルト・ヘーゲル・マルクスなど。サルトルや吉本隆明も読んでいましたが、どれもわかっていたとは思えません。
自然科学関係では、生物学の読み物が多かったと思います。ジャック・モノーの『偶然と必然』が印象に残っています。
雑誌は、世界・展望・朝日ジャーナル・終末から・暗河・エコノミスト・科学朝日などを読んでいました。
マンガは長谷川法世の『博多っ子純情』。マンガはほかはあまり読んでいなかったと思います。
この時期、私の人生に大きな影響を与えた一冊の本にであっています。何だかはいいません。
【こんな本を読んできた 目次】
1.小学生までに読んだ本
2.小学校低・中学年で読んだ本
3.小学校高学年で読んだ本
4.中学生で読んだ本
5.高校で読んだ本
6.大学で読んだ本
7.大学卒業後に読んだ本(1)
8.大学卒業後に読んだ本(2)
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