普通→大多数、平均的、一般的。
きっかけはわからない。
今年は特に不安定で、感情の揺さぶりが激しい。
ふと目に映る家族連れ。
心の臓が潰されるような気分。
チャライコミュニティに
属してみたこともあった。
笑いが絶えないようなコミュニティに
属していたこともあった。
世間一般もそう。
必死で合わせた。
空気を汲み取り、感情を汲み取り、
いつも他者のことばかり。
どこに居ても浮いていた。
そりゃ身体も壊す。
平気な人は平気なまま、
体も心も壊れず生きていける。
その違いが苦しかった。
『多様性の時代』とは言うものの、
言葉はいつもひとり歩き。
どうして普通にやれないの!?
どうして皆と同じくできないの!?
あんたっていっつもそう。
頭がイカれてる。
救いようがない。
あんたは空っぽ。何もない。
居ても居なくても変わらないなら消えてしまえ。
自分を罵るようなことばかり浮かんできた。
神様とやらにさえすがりついた。
「もう早く終わらせて下さい。
もう生きるの疲れた。
頼むから早く連れてって下さい…」
仕事も恋愛も趣味も何もかも滞ってしまって
焦燥感や不安感に飲み込まれた。
そんな時期があってもいいんだと受け入れられたら
認めることができたなら
少しは希望も抱けるんだろうけど
今は現実逃避で精一杯。
精神科にかかり始めた頃、
先生に教えてもらった方法のひとつを、
久しぶりに試した。
何度も観た、大好きなほっこり映画を観た。
『リトル・ミス・サンシャイン』
家族って何?
と思ってた私に、「理想」を教えてくれた。
自分が欲しかったものを
気づかせてくれた映画だった。
手にするにはほぼ不可能でも
少しずつだけど、自分軸に戻れそうな気がした。
つい、無いものばかりに目がいってしまうこともあるけれど、
なるべく、なるべく、
今あるもの、恵まれているもの、
忘れないようにいたい。