「おそよう」のお昼に。

いつもより1時間早出の旦那さんを、ぼけぼけの寝ぼけ眼でお見送りする。

次の行動の選択肢はただ一つ。二度寝だ。

まるでゾンビのような足取りでベッドに戻り、横になってすぐに目を瞑る。

夢を見たり、ちょこちょこ起きたりで9時。

まだ足りない。全然足りないぞ。

よし、今日は思いきり自分を甘やかそう。

好きなだけゴロゴロして良い日にしよう。

やんわりとそう決めて、一つ深呼吸をすると、なんだか仰向けになって水の上にぷかぷかと浮かんでいるような、そんな不思議な心地がした。

「寝坊だよ！」「もう起きなさーい！」と言っているかのように耳元で鳴く猫ちゃんの声がくすぐったい。

心の中で「今日はいいのー」と言いながら寝返りを打つ。

結局起きたのは11時過ぎ。

12時間近く横になっていたせいで背中がバキバキ。
頭も少しズキンとする。

だけど今日は、私の寝坊を非難する私は一人もいない。

それだけでとっても清々しく感じる。

トイレに行き、うがいをして、朝のルーティーンを始める。

いつもなら、太陽を見上げながらゴクゴクとお水を1杯飲むのだけど、今日の太陽はずいぶん移動してしまっていた。

窓を開けて入ってくる風が少し冷たくて気持ちがいい。

顔に潤いを与え、ラジオ体操をして、いつものワークアウトをすれば少し体も頭もシャキッとしてくる。

猫ちゃんたちにお昼ごはんをあげて、洗濯を回して一息つく。

お腹も少し空いてきた。

さて、今日は何を食べようか。