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#エッセイ風
大人になってわかること
「死ね」
声変わり前のまだ幼さが残る声色でそう囁かれた時、私は何を思っていたんだっけ?
先日、koalaさんという方の『いつの私と会ってくれる?』という記事を読んで、まったく関係ないのだけれど、あることを思い出した。
小学5年生の時だった。帰りの会の最中、隣の席の男子の声が私の耳元で囁いた。
「死ね」
先生が連絡をしている声、周りが雑談をしている声。全ての音はぼんやりと聞こえ、その言葉だけがは
おめでとうが云えなくて
カレンダーを見ると、今日は仏滅。嫌な予感はしていたけど、やっぱりだった。
「誕生日おめでとう。〇〇ちゃんが楽しみつつ、充実した日々を送れるように影ながら祈ってます」
前日から用意していたメッセージを何度か読み直し、送信ボタンを押す。
その瞬間、けたたましい音と共に送信失敗を告げるメッセージが届いた。何度かやり直してみるが、結果は変わらなかった。彼女との連絡は完全に絶たれてしまった。
去年は返事